北海道京極町の農場でミャンマー人労働者が虐待を受けていたとされる問題で、2回目の団体交渉が行われました。
農場側はこれまで否定していた暴行について、一部を認めました。
「農場側の関係者が会場に入ります。注目の町議の姿はありません」(吉村 直人 記者)
9月18日に行われた交渉の場にも、前回に引き続き実質的な経営者の町議は姿を見せませんでした。
「わからんか、この野郎。ちょっと来い。来いって、だから教えてやるから」(農場関係者)
京極町の農場で撮影された映像です。
農場で働いていた男女6人のミャンマー人が、実質的な経営者の町議とその息子から暴行やセクハラを受けたとされる問題。
9月9日に行われた1回目の交渉で、農場側は未払いの賃金などの支払いには応じたものの、暴行やセクハラの事実を認めませんでした。
そして、2回目の交渉では。
「団体交渉が終わって1時間30分がたちましたが、農場側は報道関係者の前に姿を現すことはありませんでした」(吉村記者)
農場側が取材に応じることはありませんでした。
労働者側の出席者によると、農場側は町議による暴行を一部認めたということです。
「ミャンマー人の頭をペットボトルで叩いた、これは認めた。セクハラ問題については時間切れで、話し合いには入っていけなかった」(札幌地域労働組合 鈴木 一 顧問)
また、2022年には町議と息子が経営していた別の農業法人が技能実習生の人権を侵害したとして国から認定を取り消され、実習生の受け入れを5年間できなくなっていました。
その経緯についても、交渉で説明を求めましたが。
「その問題については団体交渉に応じないと。国の命令に経営者が従っていれば、今回の問題は起きなかった。国の制度に穴があったのではないか」(鈴木顧問)
農場側がこの問題を団体交渉の議題にするのを拒んでいることから、労働者側は今後、北海道労働委員会へ救済申し立てを行うことにしています。
