17日に続いて観光面での地震の影響についてお伝えします。18日は天草です。
県によりますと県内の宿泊施設のキャンセルがこれまでにのべ約19万人。金額にして約27億円です。地域別では阿蘇地域が最多で天草地域がそれに次ぐ2番目の多さとなっています。こうした中天草ではシルバーウイークを前に独自のキャンペーンなどで巻き返しを狙っています。
【天草エアライン 川崎 茂雄 営業部長】
「地元の人や熊本県の皆さんのおかげで成り立っている会社なのでここは地元・熊本のために頑張っていこうとやっている」
天草の空の玄関口、天草空港。
48人乗りのプロペラ機 『みぞか号』を運行する天草エアラインは熊本地震で機体や施設に大きな被害はなく運航を継続できたものの173組のキャンセルがありました。
【天草エアライン・川崎 茂雄 営業部長】
「夏休みの時期でもあるし天草が多い時期でもあったから経済的にも大打撃だったかな」
かき入れ時に訪れた思わぬ苦境でしたが天草エアラインは9月7日から独自のキャンペーンをはじめました。
【天草エアライン・川崎 茂雄 営業部長】
「天草市と上天草市が地域の宿泊を応援するキャンペーンをやるということでうちも何か手伝うことができたらいいなということで宿泊の応援の特別運賃を用意して、限定500席だが、少しでも元気になってもらえれば」
天草と福岡・熊本を結ぶ路線の運賃をそれぞれ約半額で提供。
天草=福岡線 8800円(約49%OFF)
天草=熊本線 4800円(約54%OFF)
500席限定で搭乗する日の2か月前から予約ができます。
利用期間:3月19日(金)まで
受け付け開始から10日後の17日正午時点で102組の予約が入っているということです。
【愛知県から来た観光客】
「みぞかに乗りたくて来た」
Q:キャンペーンどう思いますか?
「すごくいいと思う」
【静岡県から来た観光客】
「色々調べて天草は大丈夫そうだなということで熊本にたくさんお金を落としてこようと別の方法の復興支援も兼ねて来た」
一方 こちらは上天草市のホテル『天草・天空の船』。
運営会社によりますと地震の前は95%だった8月の客室の稼働率は地震のあと県外客を中心にキャンセルが相次ぎ約半分になったといいます。
グループが運営する『竜宮』と『天ノ寂』を合わせると約1000件、のべ3000人ほどのキャンセルが出ています。
【竜宮 プランニングマネージャー松本 陽気さん】
「キャンセルをするときに『被災している人の横を通って自分たちが観光するのは
心苦しい』という声があった。だったら泊まることで熊本県全体に貢献できるような
プランをという思いで」
竜宮グループは地震から3日後の7月31日に通常の宿泊料金の1割に当たる金額を
復興支援として熊本県に寄付する独自の宿泊プランをスタート。
約200件の予約があり9月に入り既に100万円を熊本県に寄付し今後も続けるとしています。
【竜宮 プランニングマネージャー松本 陽気さん】
「応援してくれる気持ちがすごく伝わってうれしかった」
そして9月からは上天草市の『復興宿泊キャンペーン』もスタート。
一泊3万円から6万円ほどの『天空の船』も10万円ほどの『天ノ寂』も受け付け開始からほどなく予約枠が埋まったといいます。
【キャンペーンを利用した宿泊客】
「大変ありがたいとしか言いようがない。きょうを楽しみにやってきた」
【兵庫県と熊本県からの観光客】
「迷惑かけたらいけないと思ったが、被害がそれほどでもないところはウェルカムだからということで安心して来させてもらった」
【福岡と東京から来た宿泊者】
「残念ながら地震で大変な状況なので(八代に墓参りは)行けなかったけど
気持ちは応援として自分たちは楽しめるという気持ちで来ました」
また10月の宿泊分からは代金を最大60パーセント割り引く『熊本ふっこう応援割』も開始。
インターネットでも受け付けた10月分の枠に関しては約5分で完売。
【竜宮 プランニングマネージャー松本 陽気さん】
「一番は上天草・天草の観光に少しでも貢献できるような取り組みを続けていきたい」
19日から始まるシルバーウィーク。観光面で少なからず地震の影響を受けた天草でそのダメージを取り戻そうと関係者が様々な取り組みを進めています。
