都心は17日朝も雨が降り、22日連続の雨で肌寒い朝になりました。
一方、大型の台風25号はシルバーウィークに関東に接近する恐れがあり、警戒が必要です。
夜明け前の千葉・四街道市では、天気が急変していました。
周囲が明るくなるにつれ、激しい雨の粒がはっきりと見え始め、トラックの水しぶきも激しさを増していました。
千葉・香取市の小見川駅前で見られたのは、傘をさしている人の姿。
台風から離れた、千葉県でも長雨が続いていました。
通勤・通学の時間帯に降る雨。
今、各地で記録的な長雨が続いています。
17日朝の東京・町田市でもザーザー降りの雨が降っていました。
これで東京は22日連続で雨となりました。
停滞する秋雨前線の影響で長雨が続く列島。
17日、気象衛星「ひまわり」が捉えたのは日本の南で渦を巻く雲の大きな塊、大型の台風25号です。
シルバーウィークに関東に接近する見込みです。
午後1時の小笠原諸島の父島。
青い空が広がり、穏やかなエメラルドブルーの海は台風の接近前とは思えない静かさです。
小笠原諸島では18日の午後から台風の影響が出始めそうです。
17日の東京都心は朝の雨から一変し、晴れた日中となり、最高気温も26度の夏日を観測しました。
東京の戸越銀座商店街では気温の影響なのか、厚着の人や薄着の人がいました。
17日は朝が肌寒く、日中は蒸し暑くと、1日の中で気温の変化が大きくなっています。
街の人からは「半袖だときょうはちょっと寒いかなと思ったけど、外に出て暑い。暑くなってきた」といった声が聞かれました。
こうした気温の変化がある中、人気だったのがアツアツの焼き小籠包(しょうろんぽう)。
そして次に向かったのが、湯気が立ち込めるおでんです。
「狙っていたので、おでんは」ということです。
シルバーウィークの関東に接近する見込みの台風25号。
イベントなどに影響を及ぼしています。
長引く雨や台風は、実りの秋にも大きな影響を及ぼしています。
栃木・大田原市では、稲が水に漬かり、収穫作業に大きな影響が出ています。
イソシンファーム・平久江利実代表:
稲がぬれていると、お米の刈り取り収穫後に乾燥を調整するが、乾燥のタイミングですごく水分を含んだ状態から乾燥すると割れてしまったりとか、刈り取りは雨の日はできないです。2週間くらいは刈り取れてない。
例年のこの時期は、稲刈りの8割ほどを終えていますが、長雨の2026年はまだ2割ほどだということです。
イソシンファーム・平久江利実代表:
できれば10月頭までには収穫を終わらせたい。商品として出荷できるものの割合が減ってしまう。
水が多くなり、米の品質が落ち、売り物になるということです。
イソシンファーム・平久江利実代表:
(損害は)1000万から2000万円くらいにはなる。
追い打ちをかけるように台風25号が発生。
最新の予想進路では東寄りに進むコースとなり、シルバーウィークの関東に接近する恐れが出てきました。
20日ごろから千葉県や神奈川県では警報級の大雨となる可能性があります。
また、停滞する秋雨前線の影響で関東から九州の太平洋側を中心に雨が続く予想です。
シルバーウィーク前半に交通への影響が出る可能性もあり、最新の情報に注意が必要です。
異例の長雨となる中、東京・品川区にある戸越銀座の店の前に、土のうが積み立てられています。
なぜ、店の前に土のうが積まれているのでしょうか。
フォトスタジオ三省堂・鈴木輝彦さん:
1週間くらい前に線状降水帯が東京にもあるのではというので(土のうを)持ってきた。今後は台風25号がこっちに来そうだから、じゃあもう少し置いてみようかな。
2026年9月、大雨による冠水の被害を受けた戸越銀座商店街。
フォトスタジオ三省堂も浸水の被害に遭ったといいます。
フォトスタジオ三省堂・鈴木輝彦さん:
(去年は)階段の1段分くらい浸水。下に置いてあるもの全部だめになっちゃう。
この夏に続いたゲリラ雷雨や次々と発生する台風に備え、土のうを片付けることができないといいます。
停滞する秋雨前線に加えて、警戒が必要なのが日本の南の海上にある台風25号です。
18日から19日にかけて小笠原近海を通過する予定で、その後、進路を北寄りに変え伊豆諸島に接近し、関東に最接近する見込みです。
台風25号の進路予想は当初、沖縄付近へ進む見込みとなっていました。
台風の予想進路が変わったのはなぜなのでしょうか。
台風25号がまだ熱帯低気圧だった15日。
台風は、高気圧の縁を進むため、太平洋に大きく張り出した高気圧により、沖縄付近へ向かう見込みでした。
ところが、17日の天気図では太平洋に張り出していた高気圧が東に移動したため、台風の進路が大きく変わったのです。
危機感が高まっていたのは商店街だけではありません。
台風の直撃を前に東京都内で、ある懸念が指摘される場所がありました。
水面から、辛うじて船底が見える「沈没船」です。
大量の船が不法に係留されていたのは、東京都と千葉県の間を流れる旧江戸川です。
公益社団法人 関東小型船安全協会・榎本茂理事:
3カ月前は2隻浮かんでたけど、ひっくり返って1隻だけ浮かんでる。
これらの放置された船が台風の大雨により地域に、不安をもたらしているというのです。
公益社団法人 関東小型船安全協会・榎本茂理事:
雨が降って水がたまれば、ひっくり返って沈んでる。油積んでるからね。油の流出。大量に積んでる可能性がある。
これらの放置船が大雨により沈んだ場合、燃料による火災の恐れがあるといいます。
さらに、この川を航行する船の座礁など事故につながる恐れがあると警鐘を鳴らしています。
公益社団法人 関東小型船安全協会・榎本茂理事:
流木も怖いけど、半沈してる船なんかだと大事故が起きる。
今週末から始まる秋の5連休に関東に接近する、台風25号。
台風の北側にある活発な雨雲の影響で、関東に接近する前から雨と風が強まる予想です。
20日ごろから、千葉県や神奈川県では警報級の大雨となる可能性があり、太平洋側を中心に雨が続く予想です。
