16日、大阪府内の学校で相次いだ、催涙スプレーの噴射事件。
生徒2人が逮捕される事態にも発展しました。
単なる“遊び感覚”では済まされない背景。
そして、護身用として手軽に購入できる催涙スプレーのリスクについて取材しました。
警察によると、16日午前11時ごろ、堺市の大阪商業大学堺高校の教室でスプレーがまかれ、生徒24人がのどの痛みなどの症状を訴え、7人が病院に搬送されました。
さらに、そのおよそ4時間後、貝塚市立第一中学校でも、スプレーが噴射され、24人が目の痛みなどを訴え、病院に搬送されました。
■それぞれの“事件”で男子生徒逮捕 「遊び感覚で…」 明らかになった“噴射”の状況
それぞれの学校では傷害の疑いで男子生徒が逮捕される事態に。
いずれも「遊び感覚で噴射した」などと話しているということですが、当時、何が起きていたのでしょうか。
複数の関係者への取材から堺市の高校の状況が明らかになってきました。
男子生徒は当時、数人の生徒と話していて、「こういうものを拾った」「どうなるのかな」などといい、天井に向け1回、催涙スプレーを噴射したといいます。
噴射した催涙スプレーは、およそ5センチで、すべて英語表記でキーホルダー型だったといい、トウガラシの成分が入っていたということです。
■学生でも購入可能 広く流通する催涙スプレー
貝塚市の中学校で使用された催涙スプレーも同じようなタイプだったとみられています。
一体、どのようなものなのでしょうか?
【記者】「オンライン通販サイトで”催涙スプレー”と検索すると小型スプレーが多くでてきます。学生でも購入可能なものも多くみられます」
インターネット上では多数の催涙スプレーがあり、簡単に購入できることがわかりました。
専門家によると日本ではトウガラシに含まれるカプサイシノイド成分の催涙スプレーが多く流通しているといいます。
【行岡病院眼科部長 二宮欣彦医師】「一番強い症状は15分くらいは続くと思う。目の中でなく目の表面、これ粘膜、細胞がむき出しになっています。
そこにカプサイシノイドという物質は強く刺激を与えてしまうので、目が痛かったりとか、開けていられない、腫れたりとか、そういう炎症が起こってしまうということが考えられます」
もしかかってしまった場合には、すぐにその場を離れて流水で15分洗顔をして欲しいということです。
「遊び」ではすまされない事態。逮捕の背景に何があったのでしょうか。
■逮捕に至った要因は…菊地弁護士「“被害者”の多さ」「過失か意図したか」
今回、それぞれで男子生徒の逮捕に至った要因として、菊地幸夫弁護士が解説。
“被害者”の多さと「意図」が大きな要因と感がられるとしています。
【菊地英夫弁護士】「少年ですか、なるべく逮捕・勾留っていうのは避けるっていうような運用はあるが、今回“被害者”の数が多い。
被害者の人数の大阪が“事件”として軽く済ませるわけにはいかない、という判断でタイの日至ったということだと思う」
そして、今回、両方の事件で「遊び感覚で噴射」したと、2人とも「意図して噴射した」と説明しています。
【菊地弁護士】「過失(意図せず噴射)であったのか、ある程度わざと、遊び半分で誰かにめがけてやったのか。そういう事情は事件の悪質性の判断に影響を与えます」
(関西テレビ「newsランナー」 2026年9月17日放送)
