JR北海道の綿貫泰之社長は9月16日の会見で、提言を受けた次世代半導体メーカー「ラピダス」の進出に伴う新駅設置に関して、「どうしたら利便性が確保できる駅ができるのか検討したい」と前向きな姿勢を示しました。
会見でJR北海道は、収益拡大などを目的に有識者らで作る「JR北海道『稼ぐ力』プロジェクトチーム」を設置したことを明らかにしました。メンバーにはバスケットボールBリーグ・レバンガ北海道の小川嶺会長やファイターズスポーツ&エンターテイメントの前沢賢社長らが名を連ねています。
プロジェクトチームでは7月から8月にかけて複数回の議論が行われ、内容は綿貫社長らに向けた「提言」としてまとめられました。
「提言」の中では千歳線沿線での事業推進が重要項目として位置づけられ、沿線を「イノベーションベルト」として不動産やエンタメなど鉄道事業と融合することで成長が見込まれる分野への戦略的投資などが求められるとされました。
さらに”ラピダス新駅”に関する提言も盛り込まれ、「千歳市など関係するパートナーとともに地域まちづくり計画に沿ってラピダス工場周辺に新駅を設置し新たな需要を取り込む事業を検討していくべき」との内容もありました。
提言を受けて”ラピダス新駅”構想に関して会見で問われた綿貫社長は、「現段階で考えているのは『駅』。ラピダスがあるところの目の前の場所は崖になっていてなかなか厳しいが、どうしたら利便性が確保できる駅ができるのかは検討し駅を作ることをメインに考えている」と前向きな姿勢を示しました。
また、一連の提言に関しても「しっかり受け止め、できるものから順次具体化させて次期中期計画に盛り込んでいきたい」と述べました。
