【野川諭生アナウンサー】
「てつたま」です。
先週、先々週とGKデザイン総研広島が手がけた路面電車が、鉄道界において最も名誉ある賞、ブルーリボン賞を受賞したという話題をお届けしました。
その表彰式が行われるということで、これは行かずにはいられませんよね!
それでは…千年の都へ!
【野川アナ】
「私が今いるのは、嵐電の四条大宮、始発駅ですね。四条通りと大宮通りが交差する所だから『四条大宮』。ちなみに私の向かい側には阪急電車の大宮駅があります。関東に大宮駅がありますが、あちらは大宮。こちらは大宮(頭の『お』にアクセント)とアクセントが違うと。阪急電車からも乗り換えができるところに嵐電の始発駅があるということですね。そして、記念すべき鉄道友の会・ブルーリボン賞の受賞式がきょう、嵐山駅で行われると。私も、ジャケットにピンパッチをつけ、準備万端整えて、受賞式へまいります。ちょうど電車が来ましたので行きましょう」
GKデザイン総研広島が手がけたモボ1形、KYOTRAMは京都唯一の路面電車、京福電気鉄道の24年ぶりの新型車両です。
京福電鉄は嵐山本線と北野線。
2つの路線で京都市中心部と嵐山などの観光地を結び、通称、嵐電として京都市民から愛されています。
沿線には歴史あるお寺や神社が点在し、市民の足だけでなく観光客の利用も非常に多い路線です。
終点、嵐山駅では、KYOTRAMが表彰式に備え、準備万端ととのえてホームでその時を待っていました。
【野川アナ】
「さあ、モボ1形KYOTRAM。私、初対面ということになるんですが、つるっとしたフォルムですよね。例えばこの嵐山駅というのは、あちらを見ると分かりますけど、和のもので整えられた空間なんですよね。そういったところにも、しっかり馴染みますし、あるいは、ポルトガルなどの街中を走っている路面電車も参考にされたということで、和と洋のバランス。そして最新型の車両でありながら、原点回帰の意味合いも含まれているとデザイナーの鈴木スバルさんがお話していたので。いろいろな要素がバランスの取れた車両になっているんじゃないかなと思います」
それでは、おまたせしました。
ブルーリボン賞の受賞式がついにスタート。
ちなみに、1両で運行する路面電車が受賞するのは、史上初めてだということです。
そして、車両を手がけたGKデザイン総研広島の鈴木スバルさんにも記念の花束が!
今年の栄冠に輝いた『KYOTRAM』を鉄道友の会の会長はどう見ているんでしょうか?
【鉄道友の会 佐伯 洋 会長】
「京都に来て、モボ1形(KYOTRAM)に乗る機会がありました。その時に『調和』という言葉が頭に浮かびました。『かっこいいな』という人もいれば、『かわいい』という人もいる。このデザイン、正反対ではないですけども、方向とすれば90度違う。それを1両の車両で、具現しているということ。これはやはりGKデザイン総研広島の卓越したデザイン力によるものだろうな、と思いました。世界の人にも認めてもらえるような車両になるんだろうなと思います」
最後にブルーリボン賞受賞を記念した栄光のヘッドマークがお披露目されて、受賞式は無事、終了です。
車両のデザイナーとして晴れ舞台を無事に終え、喜び溢れる鈴木スバルさんを直撃します。
【GKデザイン総研広島 シニアディレクター 鈴木スバルさん・野川アナ】
「お気持ち、改めていかがですか?」
「そうですね、実際取ったなというのが改めて式典を終えて思いました。関係者、一緒にやってきたメンバーも一緒に受賞して、仲間との達成感を感じています。鉄道友の会会長が言われていた中で、『かっこいい』と『かわいい』が共存していて、調和が取れているということを言われて。やはり嬉しかったですね。『かっこいい』と『かわいい』と言ってもらいたいというのは、最初から考えたことで、それを『調和』という言葉で言われたのがすごく嬉しかったです」
「どんな車両になっていてほしいですか?」
「育っていってほしいと思っていて。まだこれから新しく作って、7両目まで時間がありますけど。それ以降も、やはりきれいに使っていってほしいし、もちろん安全に使っていって。地元の足として定着したらとても嬉しいです」
さらに、車両を製造した京福電鉄の社長にも話を聞くことができました。
【京福電気鉄道 大塚憲郎 社長・野川アナ】
「あの有名なとこですね?有名な・・・何たまでしたっけ?」
「えーーー!」
「鉄道関係の…やつですね」
「ありがとうございます。担当しております。率直に受賞はどんなお気持ちですか?」
「なかなか貰える賞ではないので、本当に大変名誉あることやなと思っていますし、まずブルーリボン賞を貰えると言われた時にだいぶ驚きました。我々くらいの規模の会社がもらえるということは、このブルーリボンに関してはまずないので。そういう意味では非常に驚きましたし、メーカーも中小でやってますし、パートナーとしてGKデザイン総研広島も一緒にやって、チームでやってますので、そういう連合軍みたいなところで取れたというのも、ひとつ良かったかなという風に思っています。デザインはもちろんなんですけども、まずは皆さんにとって使い勝手のいい車両である。これが一番の条件でしたので、しっかりと京都の街にフィットできる雰囲気に作ってくれてたのが、すごく良かったですね」
ブルーリボン賞受賞式の取材を無事終えて…。
【野川アナ】
「これから特別に関係者用の列車に乗せてもらえるということで。私、モボ1形KYOTRAM初乗車でございます」
嵐山駅を出発し、KYOTRAMで向かったのは?
京福電鉄の西院車庫。
次回は、ブルーリボン賞受賞記念、鉄道友の会のKYOTRAM撮影会に潜入します。
※嵐山本線には西院(さい)駅がありますが、京福電鉄によりますと、駅に隣接する車庫の読み方は西院(さいいん)車庫となっています。
