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若者の献血が必要・過去10年で2割減 セミナー・フリースペースとして開放など身近な存在に 山形

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命をつなぐボランティアとも言われる“献血”。病気やけがの人の命を救うために欠かせないが、近年、若い世代の献血者が減少している。若い世代に輪を広げるために行われている取り組みを取材した。

(県赤十字血液センター・三浦優真さん)
「提供された血液の8割以上が病気の治療に使われている。無償の協力という性質を持つので、献血のことを命のボランティアと言ったりもする」

9月11日、山形市の山形南高校で、県赤十字血液センターによる「献血セミナー」が行われた。
セミナーの後、実際に献血を体験してもらうこともねらいの1つ。

(参加した山形南高生)
「情報がないと、誰かやってくれるだろうと思って後回しにしてしまうが、困っている人が身近にもいるとなると、自分が率先してやっていきたいと思うようになった」

こうした若い世代をターゲットにした活動を行う背景には“献血の課題”がある。

(県赤十字血液センター山形駅前出張所・保科美有主事)
「献血は、70歳の誕生日を迎えると卒業になって献血協力ができなくなる。今後も継続的に医療機関に血液を届けていくためには、若い人の新しい献血が増えていかないといけないという課題がある」

2025年度、県内で献血をした人は4万人近く。
このうち40代・50代が半数以上を占める一方、10代~30代は3割程度にとどまっている。
この10年間で見ると、若い世代の献血者は2割減っているのが現状。

JR山形駅前にある県内唯一の献血ルーム「SAKURAMBO」。
ここでは400ミリリットルの血液を採血する「全血献血」と、血液中の血小板や血しょうだけを採血する「成分献血」の2つを行っている。

必要な献血の量は、平日1日あたり40人分以上。
それだけの量を必要とする理由は「血液には有効期限があるから」。

(県赤十字血液センター山形駅前出張所・保科美有主事)
「特に有効期限が短いのが血小板の献血。本日いただいた血小板は6日以内に患者のもとに届いて使われていくので、毎日途切れなく献血してくれる人が必要」

実際に、高校時代から継続して献血ルームに通っているという大学生は…。

(市内の大学生)
「看護師さんもフランクに話してくれて、高校生の時に初めて来た時も怖い思いをしないで楽しく帰れた」

「若者が増えることで、これからも絶やさないで献血することができるし、人の役に立てることが自分のすぐ身近にあるということにも気づけるのですごくいい」

献血ルーム「SAKURAMBO」では、2026年5月から平日に限り学生にフリースペースとして開放する取り組みを始めている。
目指すのは「はじめの一歩を踏み出しやすい空間」。

(県赤十字血液センター山形駅前出張所・保科美有主事)
「実際に来てみると、すごく和やかな雰囲気で固くなくて友人と話しているうちに『じゃあ献血もしてみようか』と流れてくれる人もいる。まずは気軽に足を踏み入れてもらいたい」

献血は16歳からできるが、そのことを知らない人も多いそう。
献血ルームを訪れていた大学生は、みなさん何らかの形で高校時代に献血について学ぶ機会があった。
セミナーや献血ルームの開放で、少しでも若い世代に献血の輪が広がるといい。
何100回と献血をしているベテランの人に話を聞くと、「自分の健康管理にもなる・誰かのためになれているというやりがいにつながっている」とのこと。

さくらんぼテレビ
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