シルバーウィークに台風が接近する見通しです。
グアムやサイパンの東の海上にある熱帯低気圧が9月16日12時時点ではまだ台風にはなっていませんが、気象庁によると、12時間以内に台風へ発達する見込みです。
台風はこのあと週末にかけて北上して日本の南の海上へ、そしてシルバーウィークの連休中に日本に接近しますが、その可能性があるのは関東地方から四国地方と、詳しい進路がよめない状況になっています。
浅田麻実気象予報士が今後の見通しと注意点を解説しました。
■台風の進路が「まだはっきりしない」
【浅田気象予報士】「現在グアムやサイパンの東の海上にあって、このあと台風になって、週末にかけて日本の南の海上へ進んでくる予想です」
台風の進路は、現時点で大きく東西に幅があります。
21日=月曜日のタイミングで、西寄りに進めば四国地方、東寄りに進めば関東地方まで、台風の影響を受ける可能性があるとみられています。
■なぜ進路が読めないのか?
【浅田気象予報士】「日本の東の海上に晴れをもたらす高気圧があり、この高気圧の張り出し次第で、台風が西のほうに行くのか、東のほうに行くのかというのが計算が難しくなっています」
気象庁のスーパーコンピューターによる複数のシミュレーション結果を見ても、予測が大きく分かれていて、現段階で確定的な進路は示しにくい状況です。
■台風から離れていても大雨のおそれ
旅行の計画がある方には、台風の進路がはっきりするまでキャンセルするか判断が難しいという悩みもあるかもしれません。
ただし、注意すべき点は台風の“直撃”リスクだけではありません。
【浅田気象予報士】「台風の進路に関わらず、秋雨前線がシルバーウィークのタイミングも居座る予想になっていますので、前線の活動が強まって、台風から遠いところでも大雨となる可能性もある」
台風が近づくエリアでは交通機関への影響も懸念されますが、台風から遠いエリアでも前線の影響で大雨となるおそれがあるため、広い範囲での注意が必要です。
■東京では記録的長雨 さらに10日続く見通し
台風の接近に加え、東京ではすでに21日連続で雨が観測されていて、記録的な長雨となっています。
気象庁は、関東地方や東北南部などの東日本太平洋側では、少なくともあと10日程度はこの長雨の状態が続く見込みだと発表しました。
【浅田気象予報士】「10日後というと、もう9月下旬にかけてですので、大体1カ月ぐらいが“秋の長雨”の季節になってしまうといった予想になっています」
農家にとっては農作物の管理が厳しい状況に。また、土壌がぬかるんだ状態のところへ、さらに台風が接近する恐れがあるという状況になっています。
■16日の東京の気温は10月並み
東京・渋谷では、きょう(=16日)の最高気温が21.5度までしか上がらず、これは10月並みの気温です。
一方で、おととい(14日)は32.2度、きのう(15日)は28.0度と、急激な気温の変化が続いています。
【浅田気象予報士】「特に今も雨が降っている東京とかでは涼しいくらいになっているが、西日本の例えば九州とかでは30度以上という真夏日も今日発生している。日本の広い範囲で見ると、お天気が極端に分かれている」
■17日以降の見通し
あす(=17日)の午前中は、東海地方の静岡周辺から関東地方にかけて、引き続き前線の影響で雨が降る見込みです。
ただ、午後には雨が小康状態となり、東京は曇り空になる見通しです。北日本ではカラッとした秋晴れが期待できる一方、西日本では晴れて30度前後の蒸し暑い日になりそうです。
土曜日以降のシルバーウィークについては、台風の進路次第で状況が大きく変わる可能性があり、浅田気象予報士はこまめに最新の情報を確認するよう呼び掛けています。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年9月16日放送)
