浜岡原子力発電所のデータ改ざんを巡り、9月14日改ざんの実態を公表した中部電力。中電の林欣吾 社長は15日、鈴木康友 知事や地元市町を謝罪行脚しました。
15日午前8時、浜岡原発の立地する御前崎市役所を訪れた中部電力の林欣吾 社長。
中部電力・林欣吾 社長:
度重なる不適切事案の発生で、御前崎市の皆さまには多大なるご心配とご迷惑をおかけしております。心よりお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした
御前崎市の下村勝 市長に謝罪し、データの改ざんについて14日公表された報告書の内容を説明しました。
一方で、その説明に厳しいまなざしを向ける下村市長。
再稼働への障害となる指摘を排除する中部電力独自の正当化理論などが、改ざんを招いたことを「最も問題」と強く非難しました。
御前崎市・下村勝 市長:
我々はどこを見て、どこで変化を感じ取ったらいい?
中部電力・林欣吾 社長:
一番大事なのは外部の基準を置くこと、その評価を外部に共有することが大事だと思っている。そういうルールをこれから作って示していきたい
御前崎市・下村勝 市長:
(不祥事が)また出てくるようだったら、本当に信頼が崩壊してしまう。決して起こらないような体制をお願いしたい
永井学 記者:
間もなく午前11時です。林社長が知事と面会の部屋に入ってきました。緊張した表情がうかがえます
その後、林社長が向かったのは静岡県庁。
鈴木康友知事に対しても一連の不祥事を改めて謝罪し、組織風土の改革に取り組む考えを伝えました。
ただ、20分間予定されていた面会は10分あまりで終了。
鈴木知事は特に質問はせず、会議室を出ていきました。
静岡県・鈴木康友 知事:
組織風土を含めて、色々な改革をしなければいけないという指摘があったので、ぜひ真摯に受け止めて組織改革・風土改革、県民への丁寧な説明、こうしたことに努めてもらいたい
15日は他にも牧之原市、菊川市、掛川市を回り謝罪した林社長。
中電は住民との窓口となる地域事務所を御前崎市以外にも、掛川市と島田市に設置し、信頼回復に努めます。
中部電力・林欣吾 社長:
ゼロというよりマイナスからのスタート。再稼働というより再申請するスタートにつけるよう、会社を抜本的に変えて信頼を取り戻す状況にもっていくことが必要
一方で、10月1日に中部電力の社長に就任する安井稔 取締役も15日朝、FNNの取材に応じました。
中部電力 新社長・安井稔 取締役:
信頼回復、最優先で解体的再構築をしっかりやっていくことに尽きる
このように述べたうえで「当事者意識をもって問題解決に当たりたい」と強調しました。
