新米の安さが話題となっていますが、その一方で福井県内の飲食店を取材するとコメ以外の食品の値上がりが経営を直撃し、厳しい状況であることが分かりました。
佐々木拓哉アナウンサー
「話題となっている新米の安さ、飲食店にはどんな影響があるのでしょうか」
訪ねたのは福井市のとんかつ店「くら」です。
2年ほど前までは、ご飯のおかわりや大盛り無料のサービスをしていましたが、コメ価格の高騰などを背景に現在は有料となっています。
取締役の北川雄一さんは「詳しい数字はまだ分からないが、今年の新米は少し値段が下がるとコメ屋さんから聞いている」と話します。
客からは、コメの価格が下がってきたことを受け、おかわりや大盛り無料サービスの復活を期待する声もあるといいますが、再開に踏み切れない事情があります。
それは、膨れ上がるコメ以外のコストです。
「新米が下がった以上に他のものが上がりすぎているので、経営としては厳しい日が毎日続いている」と北川さん。
とんかつを揚げるために使う小麦粉やパン粉、油、人件費など店の負担は増え続けているのです。
「おコメの価格が下がるから簡単に無料でのおかわりを再開できるかというと、ちょっと難しいのが現状。利益が圧迫されるので、この先、値上げも考えてはいる」(北川さん)
コメの価格が下がっても、店にとっては一筋縄ではいかない現状が。増え続けるコストをにらみながら、価格転嫁のタイミングやサービスをどう維持するか悩む日々が続いています。
