鳥取県伯耆町の美術館で前館長が約2600万円を横領していた問題について、伯耆町議会は9月14日、事実関係を調査するための百条委員会の初会合を開きました。
百条委員会・乾裕委員長:
しっかりと議論していきたいと思いますので、ご協力よろしくお願いします。
初会合では委員長と副委員長が選任されたあと、前館長が横領するに至った経緯や当時の公金の管理体制、被害金の回収方法など合わせて9つの項目について調査を進めていくことが確認されました。
この問題は植田正治写真美術館の53歳の前館長が在任していた7年間にわたり、入館料のうち本来の収入の23%にあたる約2600万円を横領したものです。
これまでの調査で前館長が1人で帳簿などを管理していたことや売り上げなどを管理するための財団の評議員会が、2023年から一度も開かれていなかったことなど、公金のずさんな管理体制も明らかになっています。
百条委員会は強い調査権限を持ち、関係者に対し出頭や証言・記録の提出を請求することができます。
百条委員会・乾裕委員長:
議会としては断じて許せない。事実関係やどういった手口で犯罪が可能になったのかも含めて徹底的に原因究明を進めていく。
次回の会合は9月18日に開く予定で、2027年3月末までに議会に調査結果を報告するとしています。
なお、町は前館長を業務上横領の罪で刑事告訴する準備を進めています。
