鳥取県米子市の循環バスの運賃収入の一部を運行を委託されたバス会社の社員が着服し、懲戒解雇された問題で、米子市は9月14日開かれた市議会の委員会で経緯を説明、全容解明のため営業所への立ち入り調査を行う考えを示しました。
米子市交通政策課・倉本樹課長:
このような事案は二度と起こってはいけないのでチェック体制を適正に処理していかなければいけない。
14日開かれた米子市議会の総務政策委員会の分科会で、交通政策課の担当者が着服が発覚した経緯や市の今後の対応について説明しました。
市側の報告を受け、議員からは…。
米子市議会・松田真哉議員:
監査でも収入の差などをチェックすることはなかったのか、どこかで気づいていたかもしれないタイミングがあったと思う。
チェックの甘さを指摘、市の対応について質しました。
運賃の着服が発覚したのは、米子市が日本交通など2社に運行を委託している市内循環バス「だんだんバス」です。
2社が同じルート、同じ運賃で運行しているにもかかわらず、日本交通の運賃収入が不自然に少ない状況が長期間続いていると市が指摘したのを受けて会社が調査、着服したことを認めた米子営業所の男性社員2人を懲戒解雇処分にしました。
2社の差額は、10年以上の間に合わせて1000万円を超えるとみられています。
米子市交通政策課・倉本樹課長:
現金管理がずさんだったということで運行をお願いしている立場ですので、適正な管理がしてもらえるように立ち入り調査などチェックはしっかりとしていきたい。
市は9月中にも日本交通米子営業所に対し、立ち入り調査を実施するなど全容解明と再発防止に取り組む方針を示しました。
一方で、日本交通への運行委託については循環バスの運行体制を維持し、市民生活への影響を避けるため契約を解除する考えは今のところないとしています。
