午前6時前のJR札幌駅です。
早朝にもかかわらず、スーツケースを持った大勢の人たちがホームに並びます。
「きょうタイミングよく再開になり、すごく良かったと思います」(JR利用客)
大雨の影響で運休していたJR室蘭線が全面復旧し、札幌駅と函館駅を結ぶ特急「北斗」も運行を再開したのです。
始発となる午前6時発の函館行き「北斗2号」から、約2週間ぶりの運転再開となりました。
同じころ、JR函館駅でも。
「再開を待ちに待った。この日に利用する予定だったので助かった。ギリギリで間に合いラッキーだった」(JR利用客)
午前6時2分発、札幌行き「北斗1号」も定刻で出発。
北海道の大動脈が復活しました。
8月27日の大雨によりJR室蘭線では土砂の流入や路盤の流出などが相次ぎ、長万部駅と豊浦駅の間で運休が続いていました。
9日までに特急列車286本を含む479本が運休し、約5万8000人に影響が出ました。
10日に復旧し運転を再開しましたが当面の間、一部区間で徐行運転を行うため特急「北斗」は10分程度の遅れが出るということです。
物流も動き始めました。
JR貨物は帯広貨物駅から埼玉県の熊谷貨物ターミナル駅に向けて「ジャガイモ列車」の運行を開始しました。
10月までに約1万4500トンを運びます。
「タマネギ列車」の運行も再開し、物流の停滞が解消される見込みです。
JR貨物によりますと列車の運休は546本に及び、8月末のピーク時にはコンテナ約1700個が北海道内で滞留していたということです。
「JR室蘭線運休の影響を受けた書店です。10日現在も入荷遅れの案内が張られていますが、11日には店頭に並ぶということです」(安野 陽介 ディレクター)
札幌市中央区の「紀伊國屋書店 札幌本店」では、貨物列車の運休中はフェリーやトラックで対応していました。
しかし、8月末から雑誌のべ100誌以上に入荷の遅れなどの影響があったといいます。
10日現在も入荷していない雑誌が目立ちますが、11日には正常化する見込みです。
「バックナンバーしか並んでいないけれど、いつも手にするので見てみようと思って」(来店客)
雑誌を手にしている人に、あすから正常化することを伝えると。
「あっ、そうですか。良かったです」(来店客)
11日以降は滞っていた雑誌が入荷するため、前の号と最新号が同時に店頭に並ぶケースも出てくるということです。
