世界遺産の高野山で宿坊を営む宗教法人が、大阪国税局から集団で申告漏れを指摘されていたことが分かりました。
申告漏れの総額は1億円を超えるということです。
関係者によると、大阪国税局が去年、世界遺産・高野山での宿坊や修行体験の実態を把握するため、およそ50の宗教法人のうち十数の宗教法人を調査しました。
その結果、半数以上で総額1億円を超える申告漏れがあることを把握しました。
このうち、金剛峯寺の隣にある「総持院」では、住職の家族が2022年からの3年間で、宿坊で得た収入などを私的に支出していたことも判明、国税局はこれを「隠し給与」とみなし、およそ9000万円の所得税の源泉徴収漏れと、重加算税を含めたおよそ4000万円を追徴課税したということです。
宗教法人では、賽銭など宗教活動にかかわる収入には課税されませんが、宿坊のような営利目的の事業は課税対象となり、収支が混在して申告漏れを指摘されるケースがあるということです。
