救助隊員に抱えられトンネルから運び出される2人の男性。
ネパールと中国の国境付近で起きた大規模な土石流で、水力発電所のトンネルから9日ぶりに奇跡の生還を果たしました。
そして200時間以上耐え抜いた過酷な状況が明らかに。
ロイター通信によりますと、2人が閉じ込められたのはトンネルの出口から約160メートル先の、土石流をかろうじて免れたわずかな空間。
外では懸命の救助活動が行われていましたが、この時、命のタイムリミットといわれる72時間を優に超え、約216時間がすでに経過していました。
発電所に通じる4本のトンネルは、泥などで塞がれるなど難航していました。
しかし、捜索隊がついに奥から聞こえる、かすかな音に気付いたというのです。
光が一切届かない暗闇で2人の命をつないだもの。
それは、わずかな空気と泥水でした。
救助されたカビール・マハルジャンさんの妻:
ものすごくおなかがすいていたそうです。トンネルの中は真っ暗で何も食べず泥水を飲んだと話していました。
奇跡の生還はこの翌日にも。
別の水力発電所のトンネルから中国人男性も救出されました。
ネパール軍によりますと複数の水力発電所のトンネルには、少なくとも121人が取り残されている可能性があり、全てのトンネルを確認するまで捜索を続けるとしています。
