新米の収穫を前に農家からコメの価格下落を懸念する声が上がっています。
来週に稲刈りを控える新潟県南魚沼市のコメ農家・山田弘さん。
【コメ農家 山田弘さん】
「去年並みにはできている。穂数もけっこうある。ちょっと小ぶりな部分もある、まだ全体的に青い」
もともとは兼業農家だった山田さんですが、2年前からコメ作りに専念。約3ヘクタールの田んぼでコシヒカリを栽培しています。
そんな山田さんが懸念するのは、コメの価格下落。
【コメ農家 山田弘さん】
「私もだいぶ農機具にお金をかけた。まだまだ分割もある、本当は高いほうがいいが、私が決めるわけにはいかない」
去年9月に補助金なども活用しながら、約300万円をかけて新たな機会を導入したばかり。
より品質の良いコメ作りのため、機械の導入を決断したといいますが、「これ以上、価格が低下すればコメ作りを続けるのは厳しい」と言います。
【コメ農家 山田弘さん】
「毎年かかるのは肥料代・燃料代・農薬など、けっこうお金がかかる。春だけで100万円単位の出費が出る。毎年、取引価格が変動する、(60kgあたり)2万円を切ったら農家をやっていられない」
去年、山田さんのコメはJAとの間で60kgあたり3万5000円~3万7000円で取引されたと言いますが…
【コメ農家 山田弘さん】
「本当は極端な話、60kg3万円で売れれば、一番農家としてはうれしいが、3万円というのはハードルが高すぎる。なかなか思い通りにはいかない」
コメの価格が下落する一方で、燃料代や肥料代などは高騰し、苦境に立たされているコメ農家。
【コメ農家 山田弘さん】
「自分で苦労して作ったものを、お金を出してもらって、消費者の方から喜んでもらって、新米はおいしいなと言われるのが一番の励み」
「消費者に喜んでもらいたい」その思いだけで耐えるにも限界が…持続可能な農業の実現に向けた対応が求められています。
