道路や線路の下をくぐる形の道路、アンダーパス大雨で冠水し、車の中から出られなかったドライバーが命を落とす事故が全国で相次いでいます。命を守るための注意点を専門家に聞きました。
◆福島県いわき市ではアンダーパスで水没した車に乗っていた60代女性が死亡
9月7日、記録的な大雨となった福島県いわき市のアンダーパスでは、2台の車が水没し、このうち1台の車に乗っていた60代の女性が死亡しました。
(萩原渉キャスター)
「大雨でアンダーパスが冠水していても日頃通り慣れている道なら、大丈夫と思う人もいるかもしれないが、油断はできない」
◆「もうちょっと行けるのでは…」ドライバーの「過信」が危険に導く
JAF岡山支部の中田さんはドライバーの過信が危険に導くと指摘します。
(JAF岡山支部 中田泰宏さん)
「『もうちょっと行けるのでは』、『もしかしたら向こうに脱出できるのでは』という考えで進んでエンジンが止まり、予想以上の水量で車がプカプカ浮き、ドライバーがパニックになる」
◆もし、車が水没してしまったら・・・窓から脱出するための「ハンマー」の用意を
大雨の際はアンダーパスに進入せず、多少遠回りになっても、う回路を選ぶことが重要ですが、それでも、もし、車が水没してしまったら・・・。
(JAF岡山支部 中田泰宏さん)
「車はエンジンがかからず動けないので窓から脱出することを考える。ただ電気系統が故障すると窓が開かなくなる。そういう時はハンマーで割る」
車の窓ガラスを割りやすい、専用のハンマーが市販されているので車に備えておくのが良いでしょう。
◆車の窓ガラスを割るときは「前」だけにこだわらず冷静に「後ろ」も試す
もう一つ、知っておくと良いポイントが・・・。
(JAF岡山支部 中田泰宏さん)
「車はエンジンが前に付いているので前が重く、先に沈む。後ろの窓は空きやすい状況があるかもしれない。前が開かないなら後ろを試してみる。冷静に対処してほしい」
アンダーパスは岡山県内に85カ所、香川県内に41カ所。誰もがいつ危険に巻き込まれてもおかしくありません。危険を避けるための知識や準備が必要です。
