ドイツのメルツ首相は7日、東部の州議会選挙で極右政党が歴史的な躍進を遂げたことを受け、強い危機感を示しました。
ドイツ東部のザクセン・アンハルト州で6日に行われた州議会選挙では、反移民政策などを掲げる極右政党・AfD(ドイツのための選択肢)が、16議席増やして39議席を獲得し、第1党となりました。
単独過半数となる42議席まで、あと3議席に迫りました。
一方、メルツ首相が党首を務め、これまで州政権を主導してきたCDU(キリスト教民主同盟)は、前回から25議席減らして15議席にとどまりました。
メルツ首相は7日、ベルリンで会見し、CDUにとって「この数十年で最も厳しい選挙結果だ」と危機感を示しました。
そのうえで、「ドイツには根本的な改革が必要だ」として、政府の改革路線を維持する考えを示しました。
また、親ロシア的な立場をとるAfDの勝利について、ロシアを念頭に、「ここから東へ2500キロ離れた場所では、この選挙結果を特に喜んでいる人々がいる」と指摘しました。
さらに、選挙結果によってドイツ政府の方針は変わらないとして、ウクライナへの支援を継続する姿勢を強調しました。
