関東地方などでは、このあとも今週末にかけて大雨に警戒が必要です。
矢澤剛気象予報士に次の大雨のタイミング、そして、注意すべきエリアなどを聞いていきます。
山崎夕貴キャスター:
関東地方では日中、雨が弱い時間帯もありましたが、午後4時半現在、また強い雨が降っている場所があります。では現在の様子を見てみましょう。
千葉・匝瑳市の情報カメラには雨粒がついています。まだ4時半ですが辺りは暗くなっていて、雨が横殴りに少し降っている様子も見られます。
矢澤さん、この辺りは今、雨が強いエリアですか?
矢澤剛気象予報士:
そうですね。今、千葉県内には秋雨前線による活発な雨雲がかかっています。特に関東の沿岸部ほど雨が強い状況になっていますので、道路の冠水などに注意が必要です。
山崎夕貴キャスター:
これまでの72時間に降った雨の量を見ていきます。
矢澤剛気象予報士:
紫のところは500mm以上、この72時間に雨が降ったんですが、東京の大島でも745.5mmこれが72時間で降り、9月の観測史上1位に。それから新島で553.5mm、千葉・館山でも372.0mmの雨が降り、観測史上1位と記録的な大雨となったんです。
山崎夕貴キャスター:
そして、降った雨がどのくらい地面に含まれているのか、土壌の水分量を見ていきます。
矢澤剛気象予報士:
濃い紫のところが、土の中の水分がかなり多いことを示しているんですが、この時間は千葉県内や伊豆諸島、それから静岡県内、東北の太平洋側も一部で濃い紫色となっていて、土の中の水分がかなり多くなっていますので、土砂災害に警戒が必要です。
山崎夕貴キャスター:
改めて矢澤さん、広い範囲で雨が長時間降り続いているということになりますよね?
矢澤剛気象予報士:
秋雨前線が同じような場所に停滞していることで、雨量がかなり多くなっているということになります。
山崎夕貴キャスター:
矢澤さんにこの先の天気の3つのポイントを挙げてもらいました。
1つ目が「まだ終わらない」、2つ目は「合体でパワーアップ」、そして3つ目「降り方に変化」ということで1つずつ見ていきます。
まず1つ目、この雨まだまだ終わらないんでしょうか?
矢澤剛気象予報士:
木曜日ごろまでは大雨となる恐れがありますので警戒が必要なんですね。
この先の天気の予想を見ていきます。
8日(火)、9日(水)、10日(木)の天気の予想で、上が午前、下が午後です。
青が雨の予想ですが、全体的に雨の降る予想となっているんです。
特に木曜日の午後にかけて、関東などは雨が降りやすくなっています。
榎並大二郎キャスター:
長雨になりそうですけど、晴れ間が出ることはあるんですか?
矢澤剛気象予報士:
水曜日の午前中は、東京などはグレーの曇り予報ですが一時的に前線が上がることで晴れ間が復活する予想にもなっています。ただ雨が降るとザーザー降りとなりますので注意が必要です。
山崎夕貴キャスター:
ザーザー降りというとゲリラ雷雨ぐらい激しく降るということですか?
矢澤剛気象予報士:
暖かく湿った空気が南からどんどん流れ込んできますので、急に積乱雲が発達してゲリラ雷雨になる恐れも出てきています。
山崎夕貴キャスター:
その要因となっているのが元台風24号の熱帯低気圧と秋雨前線です。
ポイント2つ目「この2つが合体してパワーアップ」、これはどういうことでしょうか?
矢澤剛気象予報士:
大雨をもたらしている熱帯低気圧と秋雨前線ですが、この先、変化が出てきそうです。
天気図を見ていきます。
南にある熱帯低気圧が明日以降、徐々に北上してくる予想なんです。
明日にかけての予想を見ていくと、明日、あさってと九州付近に近づいていく予想で、これによって前線の力がパワーアップしていきます。
あさっての時点だとまだ合体していませんが、そのあとどこに進むのかまだ定まってはいないんですが、四国や九州辺りで前線と合体する恐れがあり、暖かく湿った空気を次々と送り込んできますので、雨雲の材料となります。
三宅正治キャスター:
となると線状降水帯であったり、あるいは今回のような特別警報が出る可能性がありますか?
矢澤剛気象予報士:
特別警報レベルまでは考えてはいないんですけれども、広範囲で大雨になるとはいえそうです。
関東なども木曜日ごろにかけて雨が続きそうです。
山崎夕貴キャスター:
では、3つ目のポイントを見ていきましょう。
「雨の降り方に変化」ということですが、東京の週間天気では、金曜日までは傘マークがついていますけれども、降り方が変わってくるということですか?
矢澤剛気象予報士:
そうなんです。前線の位置によってこの先の雨は変わりそうですが、明日あさっては、同じ雨でもゲリラ型の雨ということで、気温をご覧いただくと33度まで上がるんです。夏のような天気となりますので、天気が急変して雷雨になるという降り方になります。
そのあと前線がまた木曜日になると下がってきて、気温が26度で、昨日や一昨日のようなザーッと降り続くタイプの雨になるかなと予想されます。
山崎夕貴キャスター:
そしてこの先の天気ですが、まもなくシルバーウィークがやってくるということで、お天気を気にされている方も多いと思います。
見てみますと、来週には天気が回復する日もあるんですが、またその先、雨が続いているということで、矢澤さん、これはしばらく続きそうですね。
矢澤剛気象予報士:
前線の位置によって天気が変わってくるんですが、来週末ごろにかけては本州付近に停滞する予想も出ています。このため、雨が降りやすいという感じになります。
山崎夕貴キャスター:
晴れ間も、もしかしたら出る可能性もありますか?
矢澤剛気象予報士:
前線が北に上がれば晴れるんですが、そうすると今度は暑くなってしまうんですよね。ということで極端な天気になりそうです。
石渡花菜キャスター:
最近暑くなったり寒くなったり寒暖差がすごく激しいなと思うんですが、秋らしい陽気はいつ来るんですか?
矢澤剛気象予報士:
すっきりとした秋晴れといった天気は、もうしばらく先になってしまいそうなんです。
抜けるような青空はしばらく到来はないかもしれなくて、10月になるとしっかりとした晴れになってくるかなという感じです。
山崎夕貴キャスター:
そしてしばらくは雨が続きますので、雨については皆さん、最新情報をチェックするようにしてください。
