主力品種のコシヒカリの収穫が本格化するなか、富山県内のディスカウントストアでは新米のコシヒカリの販売が始まりました。
立山町のディスカウントストアシマヤです。県内産コシヒカリの新米が初めて入荷されました。
販売価格は5キロが3327円、10キロは6459円。去年の同じ時期と比べ3割ほど安くなっています。
*客は
「安いわ、安いよね」
「銘柄はコシヒカリを選んで、なるべく新しく精米してなるべく安いものを買う」
*シマヤ立山店 尾山徹宏食品チーフ
「5キロで1200円下げて10キロで2300円下げている。お客さんには秋の味覚を大事に食べてほしい」
また、新米が入荷されたことで、これまで5キロ4千円台で販売していた去年産米は新米を下回る価格まで値下げされました。
消費者に歓迎されるコメの値下げ傾向が続く中、流通側では県産コシヒカリのダブつきを懸念する声もあります。
射水市にあるコメの卸会社です。県内の農家からコメを買い取り、小売店に販売する大門食糧。
全国的にコメ価格が値下がりする中、米澤社長は「今年は富山のコメが売れなくなる」と懸念しています。
*大門食糧 米澤智之社長
「今年度は富山県産の概算金がコシヒカリで2万円。日本一高いコメになった。概算金2万円の富山米が概算金1万8500円の新潟米と比べると割高になる。(富山米が)高いコメになっている。県民が富山米を選ばない状況になる可能性がある。
農協がコメを集める際、生産者には前払いするお金「概算金」が支払われ、コメの販売価格の目安となっています。
先月、全農富山はコシヒカリで2万円としましたが、新潟に比べ1500円、福井に比べ3000円高い金額となっています。
大門食糧では現在、コメの買い取り価格はJA並としていますが、全国的にコメの在庫が積みあがる中、県外産の安いコメが入ってくると現在の買い取り価格を引き下げざるを得ない可能性もあるとしています。
*大門食糧 米澤智之社長
「(コメの値段が)大きく下落する可能性がある。商品が余り在庫が増えることによって(概算金の)2万円から下がってくる可能性がある。他県も下落すると思う。同じ構図。(価格の)下落幅が一番大きいのが富山米。2万円からスタートしているので下落率が高くなる」
