“復活”した台風18号が中国に再上陸し、猛威を振るっている。福建省などで河川の氾濫や冠水、土砂崩れが相次ぎ、住民の避難や交通機関の運休、学校や市場の閉鎖など、社会活動にも大きな影響が広がっている。
川のようになった街、車が流され…
中国のSNSに2日投稿された映像では、街の中を川のように流れる茶色く濁った水や、車が流されている様子が確認できる。
撮影されたのは中国南部の福建省。

大雨により、中国南部で複数の河川が氾濫し広い範囲で冠水した。

救助隊員は、ボートを使って住民の避難を手助けしていた。
建物の2階に取り残されていたのは、気管支炎を患うという80歳の男性で、隊員は男性を慎重にボートに乗せ、安全な場所に避難させた。
南シナ海で再び台風に
今回、中国南部に大きな被害をもたらしているのは、先週、強い勢力を保ったまま鹿児島県の奄美地方を直撃した台風18号だ。

徳之島の天城町では、観測史上最も強い最大瞬間風速54.5メートルを観測し、島内では一時、約2万戸が停電した。

台風18号はその後、中国大陸に上陸したあと熱帯低気圧に変わった。
しかし9月1日、南シナ海で再び台風となり、3日朝、中国・福建省に再上陸したのだ。

福建省福鼎市では24時間に400mm以上の雨が降り、バスが運休したほか、学校や職場、市場などが閉鎖された。

また、危険な場所にいた2000人以上が安全な場所へと避難した。

土砂崩れも各地で発生し、大きく崩落した道路ではガードレールが浮いた状態だ。
地元当局:
この道路は村の中心部へとつながっているが、土砂崩れで約6000立方メートルの土砂が流された。
学校に2500人以上、ドローン使い物資届ける
浙江省温州市では学校が浸水した。
校内に取り残された教職員と生徒合わせて2500人以上に、ドローンを使って水や食料などが届けられた。
“復活台風18号”による猛威は3日から4日にかけてがピークで、中国の各地で猛烈な雨が予想されている。
台風18号は、5日には再び熱帯低気圧に弱まり、雨や風は次第に収まる見通しだ。
(「イット!」9月3日放送より)

