福井県内を襲った記録的な大雨から5日がたち、日を追うごとに被害の大きさが明らかになっています。今回の大雨で浸水被害を受けた建物は400棟を超えました。
4日13時時点での県のまとめによりますと、浸水被害を受けた建物のうち、住宅は坂井市や福井市など6市町で332棟(床上55棟、床下277棟)にのぼっています。
このほか大野市では、倒木によって屋根が損壊した住宅1棟も報告されているほか、住宅以外の建物への被害は113棟となりました。
県は、今回の大雨による災害で住宅が浸水などの被害を受けた世帯に対し、見舞金の支給を決めました。床上浸水した世帯には10万円を、床下浸水した世帯には2万円を支給します。受け取りには罹災証明書が必要です。
申請の受け付けは、9月7日から2027年3月31日までとなっています。
また、道路が陥没した坂井市丸岡町上久米田の国道364号や土砂が流出した大野市の新丁トンネルでは現在も交通規制が続いているほか、JR越美北線は線路の盛土が流出するなどして、運転の全線再開まで1カ月程度かかるとみられています。
河川も被害を受けていて、越水や護岸の損傷などが47河川の279カ所で確認されています。
県内企業の被害は、浸水や設備の故障など211社に及んでいて、被害額の調査が続いています。
このほか農地では、約1700ヘクタールが被害に遭い、中でもソバが最も被害面積が大きく、全体の8割以上に及んでいます。
発生から5日がたちましたが、いまだ全容の把握には至っておらず、今後さらに被害が広がる可能性もあります。
なお高市総理は、北陸を襲った一連の豪雨災害を「激甚災害」に指定する見通しを示しました。指定されれば、復旧事業に関する国の補助率がかさ上げされます。
