敦賀市に秋の訪れを告げる「敦賀まつり」。気比神宮の例大祭にあわせて2日から始まり、4日はハイライトの山車巡行が予定されていましたが、悪天候のため中止となりました。現場の様子を、田丸萌夕希アナウンサーが中継でお伝えします。
<中継:田丸萌夕希アナウンサー>
私はいま、気比神宮前のまつり会場からほど近い「みなとつるが山車会館」に来ています。あいにくの天気で巡行することができなかった山車が展示されています。
山車の高さは約8メートル、重さは3トンあるそうです。
敦賀にちなんだ戦国時代の合戦をモチーフに、地元の人たちが等身大の人形に能面や甲冑(かっちゅう)を飾り付けて準備を進めてきましたが、けさ6時に天気の回復が見込めないと判断して巡行の中止が決まりました。
しかし、気比神宮の境内や周辺のアーケードには数多くの屋台が並び、街は祭りムード一色となっています。
こちらの山車会館は午前9時から無料開放され、巡行する予定だった6基の山車を見学することができます。
地元の人は―
「あいにくの雨で…みんなが(山車を)ひいているところを見たかったけど、仕方ない」
関西方面から来た人は―
「おととし来て良かったので、今回も3泊4日でこれをメインで来たけど…残念」
「シアターで少し前に見たことがあり、動いているところが見たかったけど、残念」
山車の保存に取り組む、つるがの山車保存会の堂田英治会長によりますと「江戸時代から残る飾りもあり、次世代に受け継いでいかなければならないので、雨に濡らすわけにはいかない」ということで、中止が決定されました。
敦賀まつりの一番の見どころは山車の巡行ですが、実はそれだけではありません。年に1回、この祭りの時に食べられる「ういろ」も、市民にとっての楽しみの一つなのだそうです。
毎年同じ場所、気比神宮の大鳥居のそばに店を出している、岐阜県養老町の和菓子店。この敦賀まつりには80年前から出店していて、昔は汽車で道具を運んで来ていたそうです。
敦賀市民は―
「毎年、絶対に祭りの時には2、3回買いに来る。食べきれる分だけ買って、小まめに」
「このういろを待っている。ういろを買わなかったら敦賀まつりじゃないな」
美浜町民は―
「ここのういろが好き、子供の頃から」
おおい町民は―
「40切れ買いました。毎年来ている。これだけが楽しみで」
1日最大で1万切れ以上が売れる、このういろ。敦賀まつり最終日には1時間ほどの行列もできるそうです。昔は緑と黄色もあり、「五色ういろ」として販売していましたが、現在は茶色と白、ピンクの3色となっています。
敦賀まつりのもう一つの定番、創業100年の老舗店の無添加で手作りのういろは、気比神宮の大鳥居付近で15日頃まで営業しています。
