地震で被災した日本製紙八代工場で3日に発生した火災について、当時は煙突を囲む鉄枠の解体作業中で、切断したときに出火したとみられています。
【渕上 洋平 カメラマン】
「日本製紙八代工場です。煙突からものすごい勢いで黒煙と炎が上がっています」
立ち上る真っ赤な炎と黒い煙。消防による、懸命な消火活動が行われています。こちらのカメラには、煙突の土台部分が崩れる瞬間が捉えられていました。
消防や警察によりますと、3日午後6時前、八代市にある日本製紙八代工場で関係者からの119番通報を受け、消防車両14台と消防団の車両29台が出動。
火は、直径3.6メートル、地震で損壊して解体され、高さ36メートルになっていた強化プラスチック製の煙突と高さ20メートルのステンレス製の土台を焼き、約6時間半後に消し止められました。
当時、10人が作業をしていましたが、けが人はいませんでした。
【久保田 優果 記者】
「一夜明けた現場では雨が降っています。焼け落ちたのでしょうか、煙突の姿はなく、作業しているような姿も見受けられません」
こちらは、左側が地震から1カ月の8月28日に撮影したもので、右側がきょう撮影したものです。
日本製紙八代工場によりますと、焼けたのは、工場を動かす電気を作る際に生じる排ガスが通る煙突。地震で先端部分が損傷して、周りに引っかかっていたため、先月下旬から撤去作業が行われていました。すでに先端部分は撤去され、残りの部分の作業が続いていました。
当時は、地上から66メートルの地点で煙突を囲む鉄枠の解体作業中でした。
警察によりますと、鉄枠を切断していた時に出火したとみられているということです。
消防関係者によりますと、煙突内部の残留物に引火した可能性もあるということで、警察と消防は9月7日に実況見分を行い、出火原因や当時の作業状況を調べる方針です。
