全国的にインフルエンザが異例の早さで流行している。新潟県内でも流行期入りしていて、定点医療機関あたりの患者数は前の週の2倍を超えた。夏の暑さが残るこの時期にどのような注意が必要なのか医師に聞いた。
インフルエンザ “異例の早さ”で流行
「家族がなった」「医者に診てもらい、新型コロナとか肺炎とか調べてもらったら“インフルエンザA型”と診断された」
例年、冬に流行のピークを迎えるインフルエンザ。しかし、2026年は異例の早さで流行している。

9月3日、新潟県の最新の発表によると、8月30日までの1週間に報告された定点医療機関当たりのインフルエンザの患者数は3.58人と前の週の倍以上となり、流行期入りの目安である1人を大きく上回っている。
流行の原因は「去年とは全く違うタイプのウイルス」
新潟市中央区のみらいクリニック南笹口の岡島正明院長は「昨年は(この時期は)ほぼいなかった。それに比べると、インフルエンザは従来ゼロだったものが、今年はかなりたくさんいる」と話す。
特に海外旅行など人の往来が増えたお盆の前後から若い世代の感染が多い傾向にあるという。
「去年とは全く違うタイプのウイルスが流行している。去年かかった人も今年かかってしまう、免疫がないというところが流行の一番の原因かと思う」
この状況に、街では「怖い。いつも11月ごろでしょ。こんなに早いのはびっくり」「脱水とかもいま熱中症だけでも気をつけているのに、気づかないうちにインフルエンザになっていたら怖い」など驚きと不安の声が上がった。
“熱中症”と似た症状に注意「気付かず広がるおそれ」
岡島院長もこの時期の流行ついて注意点を指摘する。
「いま夏でマスクをするのがなかなか大変になっていることもある、それで熱がないからといって検査をしない人が普通に生活をしていると、職場などで広がってしまうことはある」

患者の約2割が、発熱症状が出ないこともあるというインフルエンザ。暑さの残るいまは熱中症の症状と見分けづらいことも注意点となっている。
さらに「インフルエンザのワクチンは10月以降からしか流通しないので、いま打ちたいと言っても、ものがないというのが現状」だという。
対策徹底を呼びかけ「手洗い・うがい・換気を」
こうした中、岡島院長は食事・休息をしっかり取り、免疫を上げておくことや体調の変化を感じた際には早めに受診するほか、「手洗い・うがい・換気というようなことはやはり感染予防に重要。人混みに行くときはマスクをする事も重要なので取り組んでもらいたい」と基本的な対策の徹底呼びかけている。

