千葉県で3軒が相次いで窃盗被害に遭い、室外機や給湯器、水道の蛇口などが盗まれたとみられている。現場は先月の豪雨で大きな被害を受けた地域で、専門家は被災による長期不在などを狙った犯行の可能性を指摘。警察が被害の実態や関連を調べるとともに、防犯対策の徹底を呼びかけている。
千葉県内で3軒が窃盗被害
8月30日、千葉県内の近隣住宅3軒が、一度にまとめて窃盗の被害にあったものとみられている。

現場を取材すると被害にあったと思われる住宅の窓ガラスは、割れたままとなっていた。

そして、別の住宅では、配管の先にあるはずの給湯器が外され、さらに2台の室外機が盗まれたのか、配管だけが残されていた。
被害を発見し、3軒の状況を通報したという男性に話を聞いた。

被害を通報した男性:
うちの庭の方から、斜め前のお宅の台所のガラスを見たときに割られていて、あと、格子が外されていたので、気になって行ってみたら、空き巣が入ったような跡があったので。水道の蛇口とかも取られてるというのと、エアコンの室外機。他のお宅2軒も、エアコンの室外機はみんな取られていました。

室外機盗難は、銅やアルミが高値で売れるため、最近多発している。
3軒とも同じ被害にあったという。
被害を通報した男性:
(Q.近くに車を置いて室外機を持ち運ぶのは可能そうな地域)田んぼが多い所なので、農道の所に車を置くことができちゃうので。犯人に対しては、ふざけるなって思います。
地域の特徴は“被災地”
被害にあった地域について、近所の住民は次のように話した。
近所の住民:
(Q. この辺りの人通りは多い?)人通りは今はもうめっきり減っちゃってほとんどいない。朝と夕方、犬の散歩とかその辺が少しいるぐらいで。夜はほぼなし。

3軒の住宅での卑劣な犯行の手口について、元兵庫県警刑事部長の棚瀬誠さんに現場の映像を見てもらうと、「被災地をターゲットにしているのではないかと」と話す。

被害にあったこの地域は、8月13日にレベル5、大雨特別警報が出るほどの豪雨に見舞われていた。
周辺住民:
私の家の前は20cmぐらい(雨水が)たまった感じ。
棚瀬さんは「他府県のご家族に一瞬でも身を寄せるみたいなこともある。避難されている方がいれば、そもそも不在時間が長いということになるし、人目につきにくい中、ボランティアなり工事業者を装って行ってもまったく違和感がない。室外機を外していてエアコン業者みたいな格好をしても、違和感がないでしょうから。家に忍び込むのは“可能であればやろう”くらいのつもりだった可能性はある」と分析します。

相次ぐ地震や大雨などの災害につけ込むような悪質な手口。

棚瀬さんは「犯行から身を守るためには防犯カメラや人感センサーライトなどの対策をとる他、外からリモートで電気をつけるなど長期の不在が明らかにならないための工夫が重要。また不在中に洗濯物を干すことは有効である一方、数日以上干したままにすると逆効果」だといいます。

普段からの防犯意識とともに、大きな災害のあとにはいつも以上に注意が必要だ。
(「イット!」9月3日放送より)

