福井県内の魅力を再発見する「小旅」のコーナーでは今回、南越前町と岐阜県にまたがる「夜叉ヶ池山」へ。山頂近くにある神秘的な「夜叉ヶ池」の絶景を求め、涼を感じつつ山頂を目指します。
南越前町と岐阜県揖斐川町にまたがる標高1212mの「夜叉ヶ池山」。山頂近くにあるのが「夜叉ヶ池」。今回は、南越前町にある登山口から山頂を目指します。
登山口では、樹齢400年の大きなカツラの木が登山者を出迎えます。
登山道のすぐそばを流れる、日野川の清流のせせらぎに耳を傾けながら、心地よい涼を感じて歩みを進めること約30分、滝の音が聞こえてきました。
その先に姿を現すのが、「夜叉滝」です。落差は10mを超え、緑に包まれた大自然の中で、ひときわ存在感を放ちます。
そこからさらに歩くこと25分、登山者を静かに見守る「岩谷のトチノキ」がそびえ立ちます。この地で300年生き続けている老木は、国の“巨木百選”に選ばれています。
登山の後半は、険しい道が続きます。さらに1時間ほど登ると、ついに「夜叉ヶ池」に到着。
木々に囲まれ、静かに豊富な水をたたえる姿は、神秘的な雰囲気を感じさせます。
干ばつに苦しむ村を救うため、娘が池に身を投じたという伝説が残る夜叉ヶ池。周囲は230メートルあり、水の流入・流出はないものの、一年を通して豊かに水をたたえています。
登山者は「初めて見た時、まさに桃源郷だと思いました。全く知らずに来たので、尾根上に池があってびっくり…世の中にこんな美しいものがあるとは」とその美しさに魅了されていました。
山頂までは、さらに約20分。登山の疲れも忘れるような、雄大な絶景が広がります。
登り始めてから山頂まで約2時間20分。川のせせらぎや滝の音、ここにしかない神秘的な絶景…夜叉ヶ池山には、自然の魅力が詰まっていました。
<夜叉ヶ池山>
北陸道・今庄ICから約30分のところに登山口あり(今回は、南越前町に登山口があるコース)
※登山届やクマ対策をしっかりして、登山を楽しんでください。
