台風24号と秋雨前線の影響で、週末から来週にかけて全国的に大雨が長期化する恐れがある。四国や九州南部では記録的な雨量が予想され、土砂災害や河川の氾濫への厳重な警戒が必要だ。台風は進路予測が難しい状態が続いており、最新の気象情報への注意が必要だ。
週明けにかけて大雨が長期化
週明けにかけて続くとみられる大雨について矢澤気象予報士に聞いていく。

◆Q.秋雨前線と台風24号による大雨は、どのくらい長く降り続けるのか。
矢澤気象予報士:
東京のこの先の天気はあす(4日)以降、傘マークが来週の木曜日(10日)にかけて続いている。全国的にも同じような傾向で、特に来週後半にかけて雨が降り続くところが多くなりそう。警報級の大雨となる恐れが、あす(4日)から来週月曜日(7日)にかけてということで、長期間の大雨となる恐れがあるので警戒が必要です。

◆Q.日曜日(6日)朝までの予想雨量が発表されている。あす(4日)朝は四国と九州南部の多いところで200ミリという予報が出ている。
矢澤気象予報士:
1日に200ミリ以上の雨が降ると土砂災害の危険が高まるんですが、特にあす(4日)、四国から九州南部で警戒が必要となってますね。台風24号の外側の雨雲が南から次々と流れ込む影響で、特に太平洋側中心に雨が強まりそうです。

◆Q.あす朝(4日)から土曜日(5日)の朝まで、四国では24時間に300ミリ、東海から九州にかけて200ミリと広い範囲でまた雨の量が増えそう。
矢澤気象予報士:
特に四国では300ミリ、大雨が予想されますが、東海など東日本でも雨のピークとなってきそうなんですね。台風が迷走する影響で、奄美などもあす(4日)からあさって(5日)にかけて大雨が続く恐れがあります。

◆Q.土曜日(5日)の朝から日曜日(6日)の朝まで見ていくと、四国でさらに雨量が増えて、3日間で、同じ場所で降り続いた場合、700ミリに達する恐れがあるというが、これはどのくらいの雨。
矢澤気象予報士:
これは1か月に降る雨のおよそ2倍近くの大雨が予想されています。四国や九州南部などは台風、それから前線が停滞する影響で、ずっと同じ場所に雨雲がかかり続ける恐れがあるんですね。このため地盤が緩んでいきますので、土砂災害などには警戒が必要となります。

◆Q.冒頭で東京では月曜まで警報級の大雨に注意が必要という話があったが、日曜日(6日)以降も雨は降り続けるのか。
矢澤気象予報士:
この週末にかけて全国的に雨のピークとなるんですが、関東なども含めて、雨が続く予想。その後、来週後半にかけて雨が降り続くことによって、降り始めから来週にかけて場所によっては1000ミリ以上という雨になる恐れも出てきています。

◆Q.雨が降り続く原因となっているのが秋雨前線と台風24号だが、台風はこの先も迷走を続けるという。進路予想では、ほとんど移動することなく沖縄奄美をうろうろする。
矢澤気象予報士:
あす(4日)にかけては北上するんですが、その後Uターンするといった進路です。来週初めになると、また北へ進路を変える予想になっていて、予報円のどこかに台風の中心が進むという予想なんですが、すごく重なっている。
矢澤気象予報士:
北の高気圧にブロックされていて、台風がどこにも進めないような状況となっているんですよね。度々大雨に見舞われますので注意が必要です。

◆Q.来週木曜日(10日)までの天気図で変わっていること。
矢澤気象予報士:
微妙に変わってるんですけれども、ほとんど台風の位置は変わってないですよね。「低」というのが台風なんですけれども、これはもうほぼ同じような位置に停滞してます。
そしてもう一つ注目なのが秋雨前線なんですが、特に週末にかけては本州の南岸に停滞するような形。ただそれも残ってます来週にかけて。若干北上する可能性もあるんですけれども、基本的には日本付近に居座る予想なんですよね。
特に前線に近い地域ほど大雨になりますので、来週月曜日にかけて関東などはすぐ近くに雨雲があるといった状況が続きます。

◆Q.天気図があまり変わらないという状況は、よくあることなのか。
矢澤気象予報士:
なかなかないですね。台風が停滞するということはまれにあるが、前線も同じように停滞するというのはなかなか見ないケースとなっています。前線が少し北に上がると、今度は暑さも復活してきます。南風が吹いてくることで、関東など来週はまた30度近くまで気温が上がるという可能性もあります。

今回は雨の影響が長期化する恐れがある。雨が降り始めたらなかなかやまないのも特徴だという。
土砂災害や河川の氾濫、低い土地の浸水には警戒が必要だ。8月の千葉豪雨では冠水した道路で多くの車が水没し、亡くなるという事故も起きた。引き続き、最新の情報に注意が必要だ。
(「イット!」9月3日放送より)

