食品の値上げが相次いでいる。9月には、「しょうゆ」や「めんつゆ」といった調味料、冷凍食品など4923品目が値上げされ、今年最大の値上げラッシュとなった。
こうした中、家計を守るための様々な工夫と、お得に買える食材の選び方が注目されている。高知市にある「エースワン新本町店」を取材し、賢い買い物のヒントを探った。
天候の影響で高止まりする野菜
野菜では、特にトマトやキュウリの高値が続いているという。
担当の寺村さんによると、「品目によって差はあるが、入荷量や相場が安定しにくい状況が続いている」とのことだ。取材した9月1日にはキュウリは3本入りで257円、トマトは2玉で322円だった。
狙い目は地元産の夏野菜
しかし、すべての野菜が高騰しているわけではない。賢く選べば、手頃な価格で新鮮な野菜を楽しむことができる。
寺村さんがおすすめするのは、ナスやピーマン、オクラといった夏野菜だ。9月1日にはナスは3本入りで171円、ピーマンは1袋138円だった。
シーズンを迎え、高知県産など地元の野菜が多く入荷しているため、比較的価格が安定しているという。
お肉の高騰と消費者の切実な声
肉は種類によっては高止まりしているものも。原油高に伴う包装資材の高騰などを背景に、鶏肉や国産豚肉が高くなっているという。買い物客からは、日々のやりくりに苦労する声が聞かれた。
ある買い物客は「トマトが好きなので食べたいけれど、ちょっと抑えている。普段なら1個使うところを、大きめを選んで半分にしている」と切実な思いを語った。
お店も奮闘!企業努力でお手頃価格を維持
物価高が続く中、店側も価格を抑える工夫を続けている。エースワン新本町店では総菜の製造や仕入れに工夫をし、価格を抑える取り組みを続けている。
パンコーナーの注目は、手のひらサイズのハンバーガー。なんと100円という安さだ。さらに、お弁当も299円から399円と手に取りやすい価格で用意されている。
柳瀬和広店長は、「物価高だからこそ、お客さまが毎日安心して買える価格の商品を一つでも多く残していきたい」と語る。
今後の価格については、天候や産地の出荷状況によって変動する可能性があるという。価格が安定した食材を見極め、お得な商品を上手に選ぶことが、これからの家計を守る大切なポイントになるだろう。
