火星と木星の間に、南さつまの名を冠した小惑星が存在する。鹿児島県南さつま市加世田出身のアマチュア天文家・宇都文昭さんが発見したその小惑星は、国際天文学連合から正式に認定され、9月2日、学術名の登録証が南さつま市へ寄贈された。
1998年の発見、2026年に国際認定
宇都さんが新しい小惑星を発見したのは1998年のことだ。火星と木星の間に位置し、肉眼では見ることのできない直径数キロから十数キロの天体である。発見から長い年月を経て、2026年5月、国際天文学連合からついに正式な認定を受けた。

小惑星の名前は「Minamisatsuma」。宇都さんが自らのふるさとにちなんで命名したものだ。
市長へ登録証を寄贈
9月2日、宇都さんは南さつま市内の天文台を訪れ、本坊輝雄市長に学術名の登録証を手渡した。宇都さんは喜びをこう語った。
「南さつまの名前をつけたいと思った。大感激。うれしい」
さらに、地域の子どもたちへのメッセージも添えた。「(南さつま市で天体を観測できる宇都さんが寄贈した施設)コリノ天文台に来てほしい。天文学や宇宙飛行士を目指すようなことがあればすごくうれしい」と話し、ふるさとへの思いと次世代への期待を語った。
宇宙に刻まれた「南さつま」
遠く宇宙の小惑星帯に、南さつまの名が永く刻まれることとなった。地域を愛するアマチュア天文家の情熱が、国際的な舞台で認められた出来事である。コリノ天文台を訪れ、星空を見上げる子どもたちの中から、次の発見者が生まれるかもしれない。
【動画で見る▶アマチュア天文家が新小惑星発見 「Minamisatsma」と命名【鹿児島】 】
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