まとまった雨が降らず、水不足にあえぐ地域。
たわわに実った稲穂に見えますが、水不足の影響で稲穂の一部は枯れ、地面はひび割れていました。
米農家・田村憲伸さん:
1カ月近く水がないので、稲が枯れてるので倒れちゃってます。
深刻さを増しているダムの渇水。
福岡・八女市の日向神ダムでは、貯水率がついに最低水位を切る0%になりました。
水で隠れているはずの岩肌はむき出しに。
日向神ダムは農業用水を賄うため、すでに農作物にも被害が出始めています。
そのため、普段は使わないダムの底水を放流しました。
日向神ダム管理出張所・井上英男所長:
このまま雨が降らなかったら、今放流している水も恐らく来週の初めくらいで枯渇してしまうと予測される。
渇水が続く九州北部。
福岡県産米「夢つくし」を育てる築城町の米農家では、田んぼの水が干上がり、ひび割れた状態に。
米農家・田村憲伸さん:
祖父も「こんな経験したの初めて」って言っていた。この田んぼだと7割くらいはダメですね。
順調に育っている稲穂と比べると黄色がかっていて、明らかな違いが分かります。
取材班が近くの川に行ってみると、川の一部が干上がり、底がむき出しに。
池のように水が滞っている箇所も見られました。
普段の川と比較すると川幅は狭く、水の量が減っているのが一目瞭然。
周辺では複数の河川で水量が大幅に減少し、水田に引く水の確保が困難になっているといいます。
米農家・田村憲伸さん:
3日間くらい結構な量(雨が)降ってくれればいいんですけど。自然が相手なんで、そこはもうしょうがない。とれる分だけとれたらいいと思う。奥の方はもう諦めるしかない。
新米シーズンを迎える中、米を巡っては1日、新たな動きも。
政府は、米の供給量が十分に確保されているとし、2025年に放出した備蓄米のうち21万トンを9月中に買い戻す方針を発表しました。
東京都内のスーパーで売り出されていたのは、新米の千葉県産コシヒカリとあきたこまち。
いずれも価格は5kgで税抜き2580円です。
買い物客は「びっくりしました。1000円くらい安くなっている」と話していました。
一方、銘柄は違いますが、2025年産の米は新米より1000円以上高く販売。
新米が古米より安い“逆転現象”も起きています。
備蓄米の買い戻しは、どう影響を及ぼすのか。
アキダイの秋葉弘道社長は「当店で今2580円のお米が、2300円~2400円くらいまでにとどまることになると思う。上がることは100%ないと言い切れるでしょうね」と指摘しました。
