迷走台風に注意が必要です。
台風24号は2日以降、沖縄周辺に停滞する見込みです。
一方、各地でゲリラ雷雨が発生し、台風から離れた場所にも影響が広がっています。
2日午後3時半ごろ、福岡・筑紫野市で撮影されたゲリラ雷雨の様子では、撮影者が思わず「すごいな、あっちの方晴れてる。やばいなこれ」とつぶやくほどでした。
列島のはるか南で発生した台風24号は、早くも全国に影響を及ぼしていました。
4日以降、迷走台風が日本の南でウロウロ。
影響は長期間にわたり、どこにいても大雨への警戒が必要な異例の事態を迎えています。
日本の南の海上で発生した台風24号。
まだ遠く離れているにもかかわらず列島に暖かく湿った空気が流れ込み全国に大雨をもたらしています。
新潟市では午前にゲリラ雷雨が発生。
更に、午後になると激しい雨は福島県を直撃し、強い風と大粒の雨で空は白くかすんでいます。
横殴りの激しい雨がしばらく降り続けました。
たたきつける雨と、とどろく雷鳴。
福島・伊達市では、強い風に巨大な木がゆらゆらと揺れ、地面を見ると雨が波打つように降っていました。
郡山市に設置された定点カメラでは、午後1時過ぎに黒い雲が上空を覆い雨柱を確認。
だんだんとカメラのほうに向かってくると強い風と雨が降りましたが、しばらくすると青空が広がりました。
東北自動車道の福島・矢吹町付近を走っていた取材班は、午後2時過ぎにゲリラ雷雨に遭遇しました。
午後3時を過ぎると大阪でも天気が急変。
ゴロゴロと雷の音とともに、激しい雨が地面を打ち付けました。
ゲリラ雷雨は九州でも…。
福岡・筑紫野市では横殴りの激しい雨で、交差点が白い霧に覆われていました。
台風に刺激された秋雨前線の影響で大雨となり甚大な被害に見舞われたのが青森県です。
夜明け前の2日午前2時半ごろの青森市では、激しい雨が降り、気象庁は午前3時過ぎ青森県の津軽に線状降水帯が発生したことを発表。
災害が起きる恐れが高まっているとして青森・鯵ヶ沢町と深浦町、弘前市に記録的短時間大雨に関する情報を相次いで発表しました。
夜が明けると、前を走る車は大きく水しぶきを上げています。
弘前市では、白狐川が増水し、仮設で作られていた道路は原形をとどめていません。
水に押し流されたのか、ミラーが物置の下敷きになっていました。
取材中も増水した川がゴーゴーと激しい音を立てて流れていました。
鯵ヶ沢町では午前11時50分までの12時間に、観測史上最多となる225mmの雨を記録。
道路が冠水し動けなくなる車が続出しました。
スーパーの駐車場も冠水し、住宅街も辺り一面が湖のようになっていました。
住民は「ちょっと半端じゃなかった(雨の)量は。防災無線が鳴ったからまずいんだと思って」「もうすごかった。(午前)3時から5時までずっとすごい雨。音がしていた。あと1時間降っていたらと思うとゾッとする」などと話しました。
更にFNNのカメラが目の当たりにしたのは、排水のために駆け付けた消防車がタイヤまで水に浸かり、動けなくなっていました。
大人のひざ上ほどまで水に浸かり、消防車のナンバープレートは隠れて見えません。
撮影中には追い打ちをかけるように再び強い雨が降ってきました。
台風24号の影響で、こうした大雨が全国各地で連発する恐れが出てきています。
3日以降、台風24号は沖縄に最接近したあと北上しますが、列島の北にある高気圧がその行く手を阻み、台風は一転してUターン。
沖縄付近で予報円が重なり合う異例の展開を見せ、迷走台風となる恐れが出てきました。
そして台風は列島にかかる秋雨前線を刺激。
長い期間、列島のどこにいても警報級の大雨に見舞われる可能性が出てきているのです。
2日午後4時前の宮崎市では、台風の影響で海には白波が立っていました。
3日の夕方から4日夕方までの24時間の予想雨量は、多いところで四国で300mm、九州・奄美で200mm、関東甲信も100mmとなっています。
