大分市内で飲食店を営む50代の男性。
男性は「思っていた以上に手が込んでいると思いました。ひきょうですね、本当に」と自身の体験を語りました。
事の発端は8月20日、男性の元にかかってきた見知らぬ番号からの電話でした。
警視庁名乗る男:
千葉で起きた事件で、(50代男性)さんの名前が浮上して、千葉の事件と聞いて何か心当たりはないですか?
50代男性:
全く心当たりはないです。
電話の相手は“警視庁のウラシマ”を名乗る男。
千葉で発生した事件に男性が関わっている可能性があるといいますが、これは嘘。
男性はすぐに詐欺電話だと気付きましたが、手口を知るために、あえてだまされたフリを続けました。
警視庁名乗る男:
「タカハシケント」を主犯格とする大きな詐欺グループ事件の捜査を我々は進めている。家宅捜索をしたところ、そちらから大量の他人名義のキャッシュカードと携帯電話を押収していて、押収したキャッシュカードの1枚に(50代男性)名義のものが含まれていた。
50代男性:
そうなんですか。
さらに、“警視庁のウラシマ”は、大分にいる男性に対して…。
警視庁名乗る男:
身分証を持って千葉県警に足を運んでいただきたい。その際に20日間勾留を請求します。いまからこの電話を千葉県警の担当の警部につなぎます。
そう言って転送された電話に出たのは、千葉県警を名乗る別の男。
50代男性:
休憩時間があと20分しかない、それで終わりますか?時間ギリギリまでお話を伺いますので進めてください。
警視庁名乗る男:
いや時間ギリギリまでって、そんな後回しにできる話ではないんですよ。
時間がないと伝える男性に高圧的な態度になる男。
ここで男性が詐欺だと気付いていることを打ち明けると、途端に電話は切れたといいます。
ニセ警察詐欺では「身の潔白を証明するため」として金銭を要求してくることが多いということで、警察は「警察がお金を要求することは絶対にない」と注意を呼びかけています。
