岩手県の最低賃金の改定について、労使の代表などでつくる県の審議会は、8月31日、前の年度から59円引き上げ、時給1090円とするよう岩手労働局に答申しました。
31日は2026年度の最低賃金を決めるための県の審議会が開かれ、労使の代表など14人が出席しました。
岩手県の最低賃金は2025年初めて1000円を超え「時給1031円」となっていて、都道府県別では現在38位となっています。
国の審議会は7月、岩手県では56円引き上げるとの目安を示しましたが、31日の審議会では59円引き上げ「時給1090円」とする答申案が全会一致で可決され、岩手労働局に答申されました。
引き上げ幅は2025年の79円に次いで過去2番目となります。
岩手地方最低賃金審議会 齋藤信之会長
「『使』側からすると高い、『労』側からするともう少し上げたいところ。歩み寄りにより決定した」
一方、物価高などの影響で先が見通せない中での引き上げとなることから、経営者団体からは国や県に支援を求める声が上がっています。
県経営者協会 藤田芳男専務理事
「中小企業・小規模事業者を取り巻く環境は不透明感が増して大変な状況。賃上げ環境の拡充策・強化策をきちんとしてほしい」
最低賃金は異議申し立ての手続きなどを経て、12月1日に適用される見通しです。
