31日午後3時過ぎ、奈良市の空が急変しました。
大粒の雨が激しく降る、ゲリラ雷雨です。
奈良市では午後3時ごろに、1時間に50mmの雨をもたらす雨雲が急速に発達し、局地的な雨をもたらしました。
午後1時過ぎの和歌山・紀の川市では、雨で大きな水たまりができていた他、排水溝からも雨水が激しく噴き出していました。
31日も列島の広い範囲で大気の状態が非常に不安定となり、各地でゲリラ雷雨が発生しています。
31日朝、栃木・足利市の空には、青空と、黒く分厚い雲の境界線が見られました。
30日、レベル5の大雨特別警報が発表され、記録的な豪雨となった福井県。
永平寺町では土砂が流出し、激しい勢いで流れる泥水が道路を遮っていました。
また、交差点には大小さまざまな大量の石が流れ込み、動けなくなった軽自動車も見られました。
また、30日午前7時ごろの坂井市では、辺り一面を濁った水が覆い、止まったままの車にはタイヤが隠れるほど水が迫っていました。
一夜明けた31日午前10時ごろ、空には青空が広がっていましたが、各地の浸水被害は深刻です。
記録的な豪雨に見舞われた坂井市では、一面が湖のように水没した箇所もあれば、大きな水しぶきを上げて車が走る場所もあるなど、一部で道路の冠水は続いています。
31日の気温は福井市で35.2度、坂井市で33.5度と気温まで上昇。
この猛烈な暑さの中、浸水被害の片付け作業が至る所で行われていました。
浸水被害のあった靴店:
店内ですとやっぱりここ2cmぐらい、全部下が(水で)埋まってしまって。結構商品が1個、1番下のやつだけちょっと水浸しになりましたね。
靴を扱う店では、水に漬かってしまった約100足を廃棄処分とするということです。
浸水被害は、市民生活にも影響を及ぼしています。
臨時休業を余儀なくされたスーパーでは、空の商品棚が目に付く中、電気系統の補修作業が行われていました。
浸水被害のあったスーパー:
水の影響でこの全部の周りの冷蔵ケース、冷凍ケースが漏電で止まってしまって、全部商品廃棄になりました。こういうの(お総菜など)も全部ダメなので、いつ営業かわからないですね。
店では、廃棄となる食品が次々と処分されていました。
記録的な豪雨被害に見舞われた福井県では、今週後半にも警報級の大雨が予想されているため、土砂災害などに十分な注意が必要です。
あすから9月、今後の天気はどうなるのでしょうか。
遠藤玲子キャスター:
9月も大雨への警戒が続きそうです。福井で甚大な被害の原因となったのが秋雨前線なんですが、今週末には再び前線が活発化する恐れがあるということなんです。
さらに気になるのが、日本の南の海上にある3つの熱帯低気圧です。矢澤気象予報士によりますと、この熱帯低気圧に警戒が必要だということです。
矢澤剛気象予報士:
今後台風に発達し、北上しながら日本列島に近づいてくる恐れがあります。今後、「熱帯低気圧b」は9月1日までに台風24号に発達し、その後、3日ごろにかけて沖縄付近を北上する恐れがあります。
その後、4日ごろにかけて九州付近に進み、速度を急激に落とす恐れがあります。そうすることで影響が長期間に及ぶ恐れもありますので注意が必要です。
今回は、台風だけでなく秋雨前線にも警戒が必要です。台風が北上してくるタイミングで上空の寒気が強まることで、秋雨前線が南下してきます。台風から暖かく湿った空気が前線に向かって流れ込むことで前線が刺激されて活動が活発になります。
台風から離れている地域でも大雨になる恐れがあり、特に週末にかけて大雨に警戒が必要となりそうです。前線の位置によって変わってくるんですが、もし前線が太平洋側に停滞すると、関東など太平洋側でも大雨になる恐れが出てきています。
9月にかけても台風が多く発生し、発達する恐れがあるので注意が必要です。
台風が発生・発達する目安の海面水温が27度以上と言われているんですが、この海域がかなり広くなっています。
今後はさらに台風が発生・発達しやすい状況になっていると考えられます。
遠藤玲子キャスター:
もともと9月は台風の多い時期です。台風に刺激された秋雨前線で、今週後半には大雨により災害のリスクが高まりそうだということでした。
改めて、今できる備えとしてはハザードマップや非常用持ち出し袋の確認、そして清掃などを行ってください。
特に、新学期が9月1日からスタートというご家庭も多いかと思いますので、通学路のハザードマップも改めて確認してください。
