人口減少を踏まえた福島県議会議員の定数を「1」削減することをめぐり、現在の19選挙区は維持する方針となった。
■総力あげ復興に取り組むべき
福島県庁で開催された5回目の特別委員会で、賛成多数で決まったのは【県内の19選挙区を現状のまま維持する区割り案】だ。
福島県議会の定数は現在「58」だが、人口減少を踏まえ「1」削減する方針がこれまでに決まっている。
福島県内の人口を、地方自治法の旧上限に当てはめると議員定数は“2”削減の「56」となるが、「県議会が総力をあげて復興に取り組むべき」などの意見が出され「57」となった。
■19選挙区は維持
現在、福島県議会議員の定数は、19の選挙区ごとに決まっている。
2025年の国勢調査の人口を、現在の選挙区にそのまま配分すると、双葉郡の定数は「2」から「0」になり、現在のような選挙区としては残らなくなってしまう。
そうしたなか、8月28日の特別委員会では「原発事故の被災自治体が含まれる双葉郡の県議が不在となる」などの懸念が示され、双葉郡の選挙区は残すことが決まった。
一方、選挙区ごとの定数については結論が出ず、9月8日の次回の会合に持ち越しとなった。
議員定数等検討委員会の渡辺義信委員長は「議員の存在に関わる案件であるので、極めてデリケートな検討だと考えている」と話した。
福島県議会は9月定例会での条例改正を目指していて、新しい定数は任期満了に伴い2027年秋に予定されている県議会議員選挙から適用される見通し。
