九州新幹線長崎ルートをめぐりJR九州の古宮社長が県庁を訪れ、山口知事と面談しました。長崎県知事、JR九州との面談を終えた山口知事は「論点を解きほぐす作業ができればフル規格で整備がされる」と前向きな見解を示しました。
28日午後、県庁を訪れたのはJR九州の古宮洋二社長です。
【JR九州 古宮洋二社長】
「今年度がアセスの準備、来年度がアセスということでこれやっぱり一歩進んだ、ものすごく大きな一歩だったなという風に思っています」
九州新幹線長崎ルートをめぐり県と国は7月17日、ルートを特定しない形での環境アセスの実施についての合意を交わしました。
国との合意の中にはICカード導入エリアの拡大や在来線の本数の維持をJRに要請することなどが盛り込まれています。
28日の面談は非公開で行われ、約30分間、二者合意の内容を受けて意見を交わしたということです。
古宮社長はICカードについては「導入に向けた方向性は同じ」としたものの、在来線の本数については具体的なやり取りはなかったとしたうえで、今後の課題として慎重な姿勢を示しました。
【JR九州 古宮洋二社長】
「並行在来線の扱い(経営主体や本数)は最初にちょっと出てくるのかなと、それとあわせてルートの関係、ここら辺は大きな課題として二つあるのかなと思う」
27日は長崎県の平田知事と意見を交わした山口知事。
二者との面談を振り返り、フル規格での整備について前向きな見解を示しました。
【山口知事】
「同じ方向を向いた4者(国・佐賀・長崎・JR)がそれぞれの論点について解きほぐす作業ができればフル規格で整備がされるということになる。アセスの期間をうまく活用しながらいい形に落とせるように努力をしていくっていうことが大切」
また、国土交通省は来年度の概算要求額の予算を公表していて長崎ルートの整備に関する環境アセスの費用が盛り込まれています。
