まもなく本格的な新米の季節が到来。今年の仕上がりは上出来のようだが、生産者や関係者を取り巻く環境は厳しい状況が続いている。
福島県会津坂下町にある米を集積する倉庫では、コメの等級検査が行われた。検査されたのは、極早生品種の「瑞穂黄金(みずほこがね)」で粒の形状や水分量などが検査された。
2026年は晴れの日が少なく生育への影響が心配されたが、8月26日の検査では最も高い品質とされる一等米と認定された。
猪俣徳一商店の猪俣優樹代表取締役は「品質は本当にいいと思います。なので値段も大分下がってお求めやすくなると思うので、ぜひ味わって頂ければと思います」と話す。
品質の高さが確認された一方、コメを取り巻く流通や販売の環境は、依然として厳しい状況だ。猪俣代表は「ここ2~3年(価格の)乱高下で大分色々流通も変わってしまったので、特に今年は本当に販売と流通は厳しいと思います。色んな用途探りながら丁寧にお米を販売していきたいと思います」と話した。
「瑞穂黄金」は9月から福島県内のスーパーなどで販売される予定。
一方、26日JA全農福島は2026年産米について、前年と同様に概算金の金額を公表しない方針を明らかにした。
概算金はコメを出荷した生産者に対して支払われる前払い金で、理由についてJA全農福島は、集荷競争を煽ることを避けるためとして生産者に個別に伝えるということだ。
