苦渋の決断でした。
地震で被災し、その後、営業を再開した八代市鏡町にあるスーパーが9月での閉店を決めました。地域密着のスーパーの閉店に地域の住民からは惜しむ声が聞かれました。
八代市鏡町にある地元のスーパー、『カガミユーウマート』です。
地震で甚大な被害を受けましたが「食べ物や飲み物が欲しい」という地域の声を受けて、発災から2日後、片付けのさなか営業を一部再開しました。
しかし、発災直後の停電で、肉や魚などはやむなく廃棄処分することに…。店の売りだった生鮮食品の陳列棚には、「100円均一」の商品が並んでいました。
【カガミユーウマート 片山孝治社長】
「建物も古くて、2階は“100均”をやっていたが、壁が落ちて、1階も冷蔵庫とかが壊れて、
浄化槽も壊れた。それで“ちょっとこれは再開が難しい”と判断した」
片山社長は、建物の損傷が激しく復旧には多大な費用がかかることから事業の継続を断念。9月で店をたたむことを決めました。
【地元の客】
「ビックリしました。仕事帰りにも歩いて来られる距離だったので。きょうも歩いてきたがなんか寂しい」
片山社長は店を閉めたい考えですが、一つ大きな問題が…。
【カガミユーウマート 片山孝治社長】
「在庫がすごく余っていて、今の状況では閉店日が延びるかな…」
店には食品や日用品などの在庫が大量に残っていて、廃棄するにも費用が掛かり、悩みの種になっています。
【熊本市から初めて来た客】
「「在庫処分で困ってる」とおっしゃっていて、すごく困ってそうだったので初めて来ました。協力できることはしたい」
『カガミユーウマート』は在庫がなくなり次第閉店しますが、片山社長は「まだ多くの商品が残っているのでぜひ足を運んでほしい」と呼びかけています。
