先月、ある男性がお土産として渡されたのは「劇物」が混入したマフィン。
食べた男性は意識障害などに陥り、化学関連の企業に勤務する知人の女(46歳)が殺人未遂の疑いで逮捕された。
混入していた「劇物」とは一体どのようなものなのか。
■ 強い毒性の劇物「アクリルアミド」を混入させたか
今月21日、京都府警に逮捕されたのは、滋賀県東近江市の派遣社員の女(46)だ。
先月、マフィンに「劇物」を混入させて知人の男性を殺害しようとした疑いが持たれている。
マフィンから検出のは、強い毒性があり、法律で取り扱いが規制されている「アクリルアミド」だった。

■ 「お土産」としてマフィンを渡し…男性は“意識障害”
警察によると、女は、この「アクリルアミド」をマフィンに混入させ、知人を介して男性に「お土産」として渡し、食べさせたということだ。
男性は車を運転中にマフィンをひと口食べ、味の異変を感じた後、徐々に体調が悪化。
帰宅後、様子に異常を感じた家族が119番通報した。
男性には意識障害などの症状が現れ、約2週間入院し、いまも通院を続けているということだ。

■ 専門家「7~8グラムほどで死に至る」入手はどうやって?
「アクリルアミド」とはどれほど危険なのか。
薬品の分析などを行う専門家はこう語る。
日本分析化学専門学校・石川裕一郎専任講師:少量摂取するだけで急に震えだしたり倒れたりという作用が現れます。
「アクリルアミド」は廃水処理や原油回収などに使われる化合物の原料で、体重60キロの成人男性であれば、7~8グラムほどを摂取すると死に至ると考えられている劇物だ。
石川専任講師によると普通の薬局では手に入らず、化学薬品を扱う企業でないと入手が難しいということだ。
調べに対し、容疑者は「殺害するつもりはなかった」と容疑を否認していて、警察は「アクリルアミド」を入手した経緯について詳しく調べるとともに、動機の解明を急いでいる。
(関西テレビ「newsランナー」2026年8月24日放送)


