アメリカのメラニア・トランプ大統領夫人が20日、ホワイトハウスで行われたイベントに登場しました。メラニア夫人が公の場に姿を見せたのはおよそ1カ月ぶりで、夫・トランプ大統領と側近との関係をめぐる臆測がメディアをにぎわす中での公務となりました。
ホワイトハウスのローズガーデンで20日に行われたのは、奨学金制度関連のイベントで、メラニア夫人は水色のマイケル・コースのシャツに真っ赤なディオールのスカートという出で立ちで、大統領執務室からトランプ大統領と手をつないでゆっくり歩きながら登壇しました。
メラニア夫人は、スピーチの冒頭で「こんにちは。私がいなくて皆さん、寂しかったと聞きました。私はここにいますよ」と挨拶し、200人近い出席者の笑いを誘いました。
根底にあるのは、トランプ大統領をめぐる側近との“ある臆測”です。
その側近とはナタリー・ハープ大統領特別補佐官で、7月上旬にイランが大統領の暗殺を企てているとの情報を受け、トランプ氏がトルコ・アンカラで極秘裏に大統領専用機から別の軍用機に乗り換えた際、同行した数少ない側近の一人でした。いわば「おとり」となった元の大統領専用機にはルビオ国務長官やベッセント財務長官が残されたため、ハープ氏の優遇ぶりが際立つ形となりました。
ハープ氏は現在35歳。トランプ第2次政権で側近となり、プライベートのゴルフ中も傍らを離れず、トランプ大統領が好む記事を印刷して手渡すことから「ヒューマン・プリンター(人間プリンター)」との異名をとります。更に、トランプ大統領のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿も行い、トランプ大統領の意思決定にも影響しているとも言われています。
ハープ氏の存在がクローズアップされるきっかけとなったのは、民主党のジョン・オソフ上院議員が8月に自身の選挙集会で放った「トランプは株とゴルフばかりで、大統領の仕事をしない。彼は自分の宴会場を造り、ナタリーと一緒に旅したいだけだ」という一言でした。
ホワイトハウスはオソフ氏について「むしずが走る」とコメント。さらに、この発言に関して大統領に意見を求めた記者に対して、「恥ずべき、屈辱的な偽ジャーナリスト」と投稿し、強く反論しています。
メラニア夫人が公の場に姿を見せたのは7月19日にニュージャージー州で行われたサッカー・ワールドカップ・北中米大会で、トランプ大統領と決勝戦を観戦して以来でした。

