福岡県議会の蔵内勇夫議長が議長職を辞職する意向を明らかにしたことについて、福岡県の服部誠太郎知事は20日、記者団の取材に対し「極めて重いもの」と述べました。

蔵内議長は19日、「県政を混乱させた議会のことは最終的に議長が責任を取る」などとして「しかるべき時期に自ら判断をし、辞職したいと考えています」と表明しました。

時期については明言を避けましたが、「政治倫理条例を議会で仕上げる、あるいはスタートする、それは1つの判断時期」と述べ、9月議会がめどとみられています。

また、蔵内議長は19日付で県議会のホームページに「新たな正副議長体制のスタートにあたって(蔵内議長所信表明)」と題する文書を発表しました。

その中で蔵内議長は、金銭授受疑惑をめぐり第三者委員会を設置して調査を開始することや議会改革をさらに進めていくと宣言しています。

そして「私の政治信念は、『自らの出処進退は、自ら決める』」として「福岡県議会が抱えている課題から逃げることなく、その解決に向けて、議長として果たすべき責任を果たす。そして、その時が来れば、私自身の進退について、自ら判断いたします」と記しています。

その上で、17日の臨時議会に出された辞職勧告決議案に触れ「第三者委員会による調査はこれから始まるものであり、現時点では、金銭授受問題の事実関係は明らかになっていません。 その段階で、報道されている内容のみをもって議長の進退を求めることが、議会として果たして適切なのか。」と疑問を投げかけました。

こうした一連の発言について服部知事は20日午後、記者団の取材に応じ、「県議会議長がその職を辞するということは、極めて重いものであります」と述べ、所信表明に関しては「議会全体として、スピード感を持って取り組んでいただくことを望みます」と話しました。

また、蔵内議長が辞職時期を明らかにしていないことについては「議長のお考えでありますので、私が論評するのは適切ではないと思います」と説明しました。

テレビ西日本
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