物価高が続く状況の中で、需要が高まっているのが生活に困った人に食品を届ける「フードバンク」です。団体では「この状況が続けば、供給が追いつかなくなる恐れもある」と危惧しています。
仙台市に住む60代の男性です。15年前に勤めていた会社を辞め、生活保護を受けています。
今年4月から利用しているのが、「フードバンク」です。
仙台市に住む男性(60代)
「値段が高くなった。ガスも電気も高くなって、ネットで調べて友達がフードバンクを紹介してくれて…」
生活困窮者に無償で食料の支援などを行う、「フードバンク仙台」。
発注ミスなど、何らかの理由で消費できない食料が企業や団体などから寄せられます。
昨年度寄せられた食料は100トンに上ります。
利用者の収入や生活実態などから困窮の度合いを把握し、支援が必要と判断した世帯や個人に、1人あたり1週間分でおよそ7キロの食料を提供します。
団体によりますと、2023年度の支援数は延べ4500人ほど。しかし、昨年度の依頼数は、その倍以上だったといいます。
フードバンク仙台 川久保尭弘理事
「食料の在庫は以前に比べてかなり急速に減ってしまっていて、このままだと以前のような食品量を維持できなくなるかもしれない」
フードバンクでは提供する食料の量を8割に抑えたほか、行政などにも支援を求め、何とか活動を継続したいと考えています。
仙台市に住む男性(60代)
「支援が終わったら、どうするのかなと自分でも考えられない」
フードバンク仙台 川久保尭弘理事
「生活に困ったら助け合って、過ごしやすく生きていけるような社会であってほしいと考えている」
