多い日は600人近くが来店 米子の人気ラーメン店
多い日には600人近くが押し寄せる、鳥取・米子市の人気ラーメン店「ラーメン悟空」。
その看板メニュー「牛骨塩ラーメン」をもとに開発した袋めんが商品化された。
開発に約1年半。
常連客からも「いつもの味」と太鼓判を押されたその一杯が、島根・鳥取両県のスーパーや量販店に順次並んでいる。
県外ナンバーの車がずらり 遠方からも客続々
オープンと同時に行列ができる「ラーメン悟空」。
駐車場には神戸や大阪など県外ナンバーの車がずらりと並び、遠方からわざわざ足を運ぶファンも少なくない。
大阪から訪れた客は「テレビで見て来た。とても美味しい」と話す。
兵庫から訪れた客も「去年も旅行でここに来て美味しかったから、また来ようと思った。コクがあるがあっさりしていて食べやすいラーメン」と語る。
山陰の地にありながら、その名は県境を越えて広まっている。

牛骨を丸1日煮込んで至極のスープに
「ラーメン悟空」最大のこだわりは、黄金色に輝くスープにある。
約40キロの牛骨を丸1日かけてじっくり煮込み、骨髄が豊富に含まれる「前足」を多く使うことでコクを引き出している。
出来上がったスープはいったん脂と分け、注文が入ってから特製の塩だれに脂を混ぜ合わせ、牛骨スープを注ぐという手順を踏む。
県西部で最も馴染み深いとされる中太の縮れ麺に、もやし、チャーシュー、メンマ、ネギをトッピングして完成する。
試食した岡部楓子アナウンサーは「口に入れた瞬間に旨味が広がります。塩味ですが、ガツンとしたコクがあります。牛コツのいい香りです。油のほのかな甘さもたまらないです」と表現している。

TSKと旭食品が1年半かけ商品化「ラーメン悟空」が監修
この味を全国に広めようと商品化を手がけたのは、TSKと高知市の食品卸・旭食品だ。
山陰の食の魅力発信にもつなげる狙いがある。
袋めんは店主・林原尋生代表取締役が監修し、乾麺という制約のなかで新たな麺を開発。
スープにも工夫を重ね、約1年半をかけて商品化にこぎつけた。
林原代表は「お店とは違って、乾麺で美味しさをなるべくずっと持続させたいので、麺屋さんと相談をしてストレートのつるっとモチっとした麺を使っている」と説明する。
旭食品の渡部祥二さんは「名が高いラーメン悟空さん監修のもと何度も何度も試作してもらって、ようやく商品開発することができた。山陰からスタートして、全国に向けて広げていきたい」と意気込みを語る。

「おいしかった」「悟空って感じの味!」試食した買い物客から好評の声続々
販売開始に合わせ、8月3日には米子市内のスーパーで試食販売が行われた。
買い物客からは「おいしかった」「悟空って感じの味!」といった声が上がり、常連客も「いつもの味、美味しい」と評価した。
「人気のお店なので、中々行っても並んで食べられないとかだったので、こうやって家庭で食べられるのはいい」と購入者の男性は話す。
行列に並ばなければたどり着けなかった一杯が、自宅で気軽に楽しめるようになった意義は大きい。
「牛骨しおラーメン」は、島根・鳥取両県のスーパーや量販店で順次発売される。
山陰発のこの味が、全国にどこまで広がっていくか注目される。


