クマの被害や出没が相次ぐ中、対策を支援する動きが出てきています。秋田県北秋田市でマタギ文化の継承に向けて活動している男性が10日、クマ対策に役立ててもらおうと県にクラウドファンディング(CF)で募った寄付金を贈りました。
寄付金を贈ったのは、マタギ発祥の地とされる北秋田市阿仁地区でクマをモチーフにしたグッズの企画・販売やマタギ文化を伝える体験ツアーなどを手がける大穂耕一郎さんです。
10日は、神部秀行副知事に寄付金約201万円の目録を手渡しました。
くまのたいら企画・大穂耕一郎さん:
「クマを捕獲すると『殺すな』という意見が出るが、クマ対策を応援している人がたくさんいることを伝えたい気持ちもあった」
大穂さんは、県信用組合の支援を受けてクラウドファンディングを立ち上げ、5月から約2カ月間、寄付金を募りました。
目標の500万円には届かなかったものの、大穂さんの取り組みは多くの人の共感を呼び、北は北海道、南は福岡まで全国の184人が支援しました。
返礼品は、ツキノワグマになりきることができるTシャツやパーカー、本物のクマの爪をあしらったクマよけの鈴、それに北秋田市の特産品などを用意し、地域の魅力のPRにもつなげました。
神部副知事は「寄付を有効に使いたい」と感謝の言葉を述べました。
大穂耕一郎さん:
「クラウドファンディングでクマについて知ってくれた人が相当いるのではないか。クマと人間が、どうしたらそれぞれ生活できるのかを考える機会の一つになったと思う」
贈られた寄付金は、県のクマ対策事業に役立てられます。
