異例の列島横断に警戒が強まっています。
台風15号は11日、東北から関東に上陸する恐れが出てきました。
台風の接近を前に、お盆休みでにぎわう観光スポットに混乱が広がっています。
地面を激しく打ちつける雨。
静岡県は午後3時半過ぎ、ゲリラ雷雨に見舞われました。
10日夜、東京・八王子市で行われていた「八王子まつり」では、ゲリラ雷雨によって楽しげな子どもたちの声が響いていた夏祭りが一瞬にして悲鳴に包まれる事態もありました。
屋台にたたきつける激しい雨。
さらに、風によって屋台が一瞬浮き上がり、店の人が必死に押さえる様子も。
ゲリラ雷雨に遭遇:
バケツをひっくり返したというのは、まさにこのことという感じの雨と風でしたね。風、雨、雷って感じ。身の危険を感じた。
お盆休みを直撃する見通しの台風15号。
異例のコースで進み、関東に上陸する恐れが出ています。
10日、取材班が向かったのは海の町として知られる茨城・大洗町。
お盆休みに入り、海水浴場は多くの人でにぎわっていました。
海岸に打ち寄せる白波。
大人の背の高さを超えるほどの波が次々と押し寄せていました。
海水浴場では、一部が台風の接近に伴う強風で遊泳禁止となっていました。
ビーチでは、子どもの浮輪が風で飛ばされるなど、強い風に悪戦苦闘する人の姿が見られました。
また、波が高いため、海で泳ぐのを諦めて砂遊びをする女の子たちの姿もありました。
海から程近いバーベキュー場でも強風の影響が直撃していました。
このバーベキュー場では10日朝、台風の進路が変わり関東に上陸する可能性が高まる中、客の安全を考え、25組ほど入っていた予約を全てキャンセルにして臨時休業にすることにしました。
約50万円の損害になったといいます。
マルトBBQガーデン・遠峰孝枝さん:
客に「行きたい」と言われても、大変なので「来ない方がいい」と伝えた。早い対応が一番だと思う。
一方、“桃の王様”といわれる川中島白桃の収穫がピークを迎えている福島市の果樹園では、台風15号の最接近が予想される11日を前に、いつもより1割ほど多く収穫しました。
果樹園やまと・阿部幸弘代表:
(モモやリンゴは)雨が降っても弱いし、風が吹いてもやられてしまう。ましてや台風だったら落下してしまう。
台風15号が列島に迫る中、海では水の事故も起きています。
事故があったのは、新潟市内の海水浴場付近。
10日正午過ぎ、「大人2人と子ども1人が沖合20メートルまで流されている」と通報がありました。
家族3人がヘリでつり上げられ救助されましたが、13歳の中学1年生の姉と小学3年生の8歳の弟が死亡しました。
父親は意識があるということです。
3人はゴムボートに乗っていて流されたとみられますが、ライフジャケットを着用していなかったとみられます。
一方、猛暑も列島を襲っています。
地震発生から11日で2週間を迎える熊本県では連日、猛暑が続いています。
被災地では厳しい暑さの中、復旧作業に追われています。
被災地に早朝からできていたのは車の長蛇の列。
最大震度6強を観測した八代市では、市内で2カ所目となる自宅の片付けなどで出た災害廃棄物の仮置き場が設置されました。
また、八代市では、10日からボランティアの受け入れがスタート。
朝から約70人が集まりました。
ボランティア参加者:
やっぱり助け合い。工場で全部地下水を上げて「水自由に」と看板書いてあったりするので、田舎の良さというか、助け合っている。
これで被災した全ての自治体でボランティア活動が始まることになります。
11日に関東を直撃するとみられる台風15号。
午後4時半ごろに会見を行った気象庁は、台風15号について「関東の太平洋側・東北地方では、暴風や高波に警戒が必要だと考えております。レジャーとかで行かれるところは初めてのところも多いと思いますので、各自治体が発行している防災マップとかそういうものを確認していただいて、危ないところには近づかないようにしていただければと思います」と注意を呼びかけました。
