最大震度7を観測した熊本地震の発生から8月11日で2週間。
約2500戸の住宅に被害が出た熊本・八代市では、10日から市役所の窓口で罹災(りさい)証明書の申請受け付けが始まりました。
被災者:
うちは家が傾いて取り壊さなければいけないと言われている。もう何十年も住んでいるが、こういうことは初めて。
罹災証明書は公的支援を受けるために必要な書類で、八代市ではすでに8月3日からオンラインでの受け付けを始めています。
被災地では、地震発生から2週間近くが過ぎた今も多くの地域で断水が続き、6000人以上が不自由な避難所生活を余儀なくされています。
9日に大きなかごを持って氷川町の避難所を訪れたのは、クリーニング店を営む吉田隆浩さん。
被災者の洗濯物を無料でクリーニングする洗濯支援を行っています。
よしだクリーニング 店主・吉田隆浩さん
幸い(地震発生)3日目に電気が来て、うち地下水なんで水道も来て、何か被災者のためにできることないかなと考えていた時に、クリーニング組合の理事長が直接うちにきて「あんたの所、水使えるから手伝ってもらえんか?」と。みなさんのためになるならやりましょうと。
吉田さんの自宅兼店舗は、震度7を観測した宇城市にあります。
地震の揺れで建物にもひびが入り2日間、車中泊を余儀なくされたといいます。
よしだクリーニング 店主・吉田隆浩さん:
食器棚とか全部倒れて身動きが取れない状態。母親とうちの犬と2人で車中泊してたんですけど、母親の具合が悪くなって意識がなくなりかけたので、駄目元で救急車呼んだら来てくれて、八代の労災病院に運んでもらって。その時、看護師さん自らも被災しているのにちゃんと看護もしてもらったし、自分も少しでも被災者のために役に立てることはないかなと。
吉田さんの母親は今も入院していますが、容体は回復に向かっているということです。
自らも被災した身でありながら、被災者のために洗濯ボランティアを続けている吉田さん。
預かった洗濯物の数を確認し、店の洗濯機で丁寧に洗います。
それを夕方乾かし、翌日の午後には再び避難所へ。
洗濯支援の利用者からは「本当に助かっています。きれいに返ってきますからね。びっくりしました」「助かってる、洗濯してもらえると。やっぱり水が出ないので」との声が聞かれました。
よしだクリーニング 店主・吉田隆浩さん:
直接ありがとう、助かったという声を聞いた時はホッとします。じゃあもうちょっと頑張りますみたいな感じで。だんだん落ち着いてきたら避難所自体減ってくると思うので、そこまでは支援を続けたい。
被災地・熊本には、東京からも手が差し伸べられています。
渋谷駅直結の複合施設「渋谷ヒカリエ」で、地震発生前の7月24日から開催されているのが、熊本の魅力を再発見しようというイベント「熊本物産MARKET」。
入館料は来場者が自由に決められるドネーション形式で、全額が熊本地震の支援金として寄付されます。
物産展会場では、くまモンのグッズやお酒、本などを販売。
併設する飲食店では、熊本名物・からしレンコンや高菜めしなどが入った定食も味わえます。
熊本の支援につながるこのイベントは、9月13日まで開催される予定です。
