イスラエルのネタニヤフ首相は9日、アメリカのトランプ大統領が主導する「平和評議会」が示したパレスチナ自治区ガザの和平計画の工程表を拒否すると述べました。
ネタニヤフ首相は9日閣議の中で、ガザ地区の和平実現に向けて設立された暫定統治機関「平和評議会」が策定した工程表についてイスラム組織ハマスの武装解除が不十分だとして拒否する考えを示しました。
工程表では重火器などはパレスチナ側が廃棄または保管し、個人が所有する武器についてはパレスチナの法律に基づいて管理するとされています。
これに対しイスラエル側はハマスの武装解除やガザ地区の非武装化には不十分だと主張し、ネタニヤフ首相は「見せかけの武装解除ではなく真の武装解除が必要だ」と強調しました。
そのうえで、ネタニヤフ氏はアメリカと協議を続けているとしたうえでハマスが完全に武器を放棄するまでイスラエル軍はガザ地区から撤退しない考えを改めて示しました。
一方、ハマス側は工程表を順守する姿勢を示していますが、イスラエル軍によるガザ地区からの撤退が武装解除の条件だとしていて双方の主張は変わらず、和平実現の見通しは立っていません。
