新鮮なシャキシャキのキュウリに、みずみずしく真っ赤なトマト、エビやチャーシュー、ハム、レモンがどっさりとのった冷やし中華。

東京・神田にある人気中華料理店「嘉徳園」では、冷やし中華の全ての具材の仕入れ値が上昇していて店主は頭を悩ませています。

嘉徳園・鄭徳強店主:
キュウリ、チャーシュー、ハム、レモン、トマト、卵、エビ。(Q. 全部の仕入れ値が上がっている?)そうですね。全てね、全て上がってますね。

この冷やし中華に欠かせないのがキュウリですが、その仕入れ値について聞くと…。

嘉徳園・鄭徳強店主:
1本20円か30円くらい上がってますね。

農林水産省が4日に発表した食品価格動向調査によりますと、キュウリの平均小売価格は1kg751円で、平年より33%高くなっています。

農水省によりますと、キュウリは生育不良となり、出荷量の減少につながっているというのです。

取材班が訪れたのは、東京・立川市でキュウリなどを育てている農園。

猛暑の影響で、キュウリの葉っぱの多くが枯れてしまっていました。

小山農園・小山三佐男代表:
完全にこの辺りとかはパリパリな感じで、かなりパリパリな状態になっているのでこうなるとダメですね。

実がなっているキュウリの一部は、先が細くなった状態になっていました。

小山農園・小山三佐男代表:
35度を超えてしまうと高温障害が出てくる。地中の温度が高くなってしまうので、根っこからの栄養が吸収できなくなって生育不足になったりする。

さらに、雑草を防止するマルチシートにもナフサ不足の影響が。

小山農園・小山三佐男代表:
マルチシートが白色を使いたかったが、ナフサ不足で白色が手に入らなくて仕方なく黒色を使った。黒って熱を吸収するので地温が上がってしまった。

これらの影響で、キュウリの収穫量は例年の3割ほど減少。

さらに、ミニトマトも暑さの影響で多くが葉っぱが枯れた状態になっていて、収穫量は2割から3割ほど減少しているといいます。

キュウリやトマトなどの値上がりに大打撃を受けているのが、ボリュームもコスパも満足できると人気の中華料理店です。

ランチタイムには、中華五目冷麺にサラダ、中華スープ、杏仁豆腐が付いていて、さらに麻婆豆腐とご飯が食べ放題で1000円になっています。

しかし、キュウリやトマトだけでなくハムやチャーシュー、卵など全ての具材の仕入れ値が上昇。

それでも店主は、これからも具材の量を変えることなく価格も維持していきたい考えです。

嘉徳園・鄭徳強店主:
店は20年続けている。ほとんど常連が多い。お客さんが大事ですよね。