震度7を観測した熊本・氷川町で、地震が発生した瞬間を捉えたドライブレコーダー映像。

信号待ちをしていた車が発進し交差点に差し掛かった時でした、車が左右に大きく揺れ停車します。

車の後方に設置されたドライブレコーダーでは、後続の車も停車し、車体が浮くほど大きく揺れている様子が確認できます。
電柱や電線が波打つように大きく揺れていました。

震度7の揺れがもたらしたのは、これだけではありません。

揺れ始めた瞬間をもう一度見てみると、歩道の縁石が地面から約1メートルほどの高さまで飛び、歩道に落下。
近くに歩行者や自転車がいたら危険な状況が起きていました。

車内カメラの映像には、乗っている人だけでなく、後部に積んだ荷物も大きく揺さぶられる様子が捉えられていました。

また、正面のカメラ映像には、横断歩道を渡る女性の姿が。
車を左に寄せて止め、横断歩道で倒れてしまった女性の救護に向かいますが、すでに他の人が助けていたためすぐに車に戻りました。

母親と5歳の娘の3人で帰宅途中だったという女性。
当時の様子について話を聞くことができました。

運転中に地震に遭った女性:
たぶん地震速報が鳴る前に揺れたので、もう一番最初は追突されたと思った。事故だと思って見渡したら他の車も揺れていたので、「あぁ地震だ」って思ったら速報が音が出てきたという感じなので、ちょっとビックリ。

緊急地震速報の音が鳴るよりも早く大きく揺れ始めたため、最初は事故かと思ったといいます。

運転中に地震に遭った女性:
義母は子どものチャイルドシートを押さえてくれて、子どもは特に叫んだりはしてなかったがビックリして固まっていた感じ。もうされるがまま揺られているという感じだった。

周囲を走っていた車も地震で停止していました。

運転中に地震に遭った女性:
止まらざるを得ないくらいの揺れだった。進めないというか、体をもっていかれるし、アクセルを踏めない状態。一応揺れが収まってからは皆さん進んでいた。

揺れが収まり周囲の車も走り始めたため、自宅まで車で帰ったといいます。

運転中に地震に遭った女性:
自宅に帰るにつれて隆起がある箇所が結構あって通れないという状態だったので、普段は(家まで)10分くらいの距離だけど1時間半ぐらいかかった。

地震が発生してから停車し、再び発進するまでの判断については…。

運転中に地震に遭った女性:
元々そういう知識はなかったので、とにかくとっさに止まったという感じ。

来週には車の運転をする機会が増えるお盆となります。
運転中に地震が発生した場合、どのように対応したらいいのでしょうか。

防災アドバイザーの高荷智也さんは、まず安全の確保が重要だといいます。

備え・防災アドバイザーの高荷智也さん:
まず揺れているタイミングでは、車をゆっくり減速させて、できれば停車させる。決して急ブレーキを踏まずにゆっくり減速。できればハザードなどをたいて、車を車線の左側によせて止めることが重要。

強い揺れに見舞われた場合は、停車したあと、どのような被害に巻き込まれているのか周囲を見たり、ラジオを聴いたりするなどして状況を確認。

運転の継続が難しいと判断した場合には…。

備え・防災アドバイザーの高荷智也さん:
車を置いて避難をする場合にはドアに鍵はかけず、自動車の鍵を車内に残し、後から緊急車両の通行・道路の復旧作業の際に自動車を動かせるようにしてください。

交差点の真ん中やトンネルの入り口、踏切などには停車せず、緊急車両などの通行を確保することが重要だということです。

<フジネットワーク サザエさん募金> 令和8年熊本地震被災地救援